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ouji no kuchiduke
千三堂シリーズ2巻です。前巻を読んでからの方が、関係もわかって楽しいです。
2人が高校生時代の話も入った2本立てです。
リバっぽい雰囲気が苦手な方は、ご注意。
占い師・九曜建比古(26)長髪クール攻め×千三堂店員・六道海里(26)ヤンチャ硬派受け
祖母が欲しがっている人形を、ある条件をのめば無料で譲ってくれるという話を聞く。
海里が一日だけある人物のふりをして、一緒に来て欲しいという条件で。
大好きな祖母の為に引き受けることにして、屋敷に乗り込むことに。
今回の事件はちょっと複雑怪奇な話で、また男同士の恋愛問題が絡みます。
屋敷の坊ちゃんが好きな人と海里がそっくりだったことで波乱があるのですが、建比古と海里の深い絆にあっさりと弾き飛ばされます。
相手が悪いというかで、可哀想でさえありました。
一大決心して盛った遅行性の毒でさえも、愛を彩るエッセンス的な感じで2人の世界になってしまうし。
死の危険があるからか、今回のHはいつもより濃密でした。
王子のくちづけ
高校の時に、初めて建比古とキスをしたという思い出話です。
学生のやるインチキっぽい催眠術が、見事に建比古にかかってしまう。
声をかけられた人の忠実なしもべになるというもので、海里がご主人様になってしまって。
催眠術がなかなか解けない上に、周囲の人が面白がって嘘を吹き込んで。
丁度、高校の時に告白して振られてしまった所なので、いまの状態は嬉しいやら辛いやらです。
毒味をしなくてはいけなかったですねなど等、建比古が真面目でに言えば言うほど、おかしかったです。
そして、またか!と思ってしまいましたが、男同士の恋愛関係を海里が今回も解決することに。
海里は少年漫画の正統派ヒーローって感じなので、行動も性格も男らしくてカッコ良かったです。
催眠術のお陰というか唯一の効用で、自分の気持ちをあまり話さない建比古の素直な本心がよく出ていました。
あまりべらべら喋らないキャラなので、こんなに海里の事を思っていたと恋情が伝わってきて、凄く良いエピソードでした。
エロ:★3 求めて求め合うリバっぽい雰囲気のH
総合:★3 高校生の頃の距離間が新鮮でよかったです。リバ好きなら、★4で。