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itoshii genjuuou to nanatsu no yoru wo koete
今回は炎を操る幻獣と異端視される青年のお話です。
母を失って幻獣の攻様とともに生きてきた受様が
公子の身代わりで七つ夜の儀に挑まされる顛末を収録。
紅い瞳をもつ受様の母は流行り病に倒れても
村人は誰も手を伸べてくれず
母が亡くなると財を取り上げて村から出され
人買いに売り払われてしまいます。
暗い森の中を走る馬車の荷台の中で
助けを叫んだ受様の声が掠れて
床に倒れこみそうになった時に
甲高い声が響いて目の前に閃光が走って
受様は大きく揺れた馬車から空中に放り出され
意識を失います。
柔らかい手触り毛皮の感触と
濡れた何かに頬を撫でられて目を開けると
目の前に赤毛の犬が受様を覗き込んでいました。
この仔犬が今回の攻様です♪
攻様は額に蛋白医師の宝玉を持つ幻獣で
受様は母から幻獣は遠い空の下にいる
人にもなれる聖なる獣の神と聞きましたが
人になった攻様は受様の紅い瞳を
自分の鬣と同じ色できれいだと褒め
天界に行って一緒に王様になれば
いつまでも一緒にいられるから寂しくないと
ぎゅっと受様を抱きしめてくれます。
2人は人里離れた山奥の岩穴で暮らし始めますが
その岩穴は仙人修業をする方術士達の休憩場所で
彼らに助けられてやがて庵暮らしを始めます。
方術士の1人で狐の幻獣を連れた美青年の真君は
受様に勉強や方術を教え、攻様は幻狐に狩りを教わり
家族として過ごして15年が過ぎます、
成人を迎えた受様がこのままの暮らしが
難しいと感じ始めたある日
攻様が狩りに出てた間に
方術士を連れた武装した大人数の兵士達に
受様が拉致されてしまいます。
辿り着いたのは仁慈国の城で受けは
破魔の神事「七つ夜の儀」に選ばれた公子の
身代わりになれと毒を飲まされ!?
果たして受様に生き残る術はあるのか!?
異民族の血を引く異端児とされた受様と幻獣の攻様の
中華風人外ファンタジーです♪
異端者として虐げられ続けた受様が
炎を操る攻様と出会って寄り添って生きていたのに
七国の代表者が戦う破魔の神事の出たくないという
公子の身代わりにされてしまうという
受様自身が選んだことではない不運が
次々と押し寄せるかなり苦しい展開なのですが
受様は挑むことで未来を切り開こうとします。
受様は自分の父が魔物だと思っていたり
七つ夜の儀が昇仙の儀でもあると知ると
昇仙するため前向きに儀式に挑むのですが
受様を導いてくれた真君が
他国の代表として参加していて
彼を倒さなければならなくなりますが
儀式が進んで行くと戦いではなく公子が倒れていき
受様が犯人とされて集中攻撃されて
儀式が進むほどにハラハラな展開に!!
受様が攻様とともに犯人の野望を砕き
受様が自分が何者なのかを知る幕引きまで
とても楽しく読ませて頂きました (^-^)/