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作家さんの新作発表
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以前、新書で書かれていたお話の文庫版。
といっても、ただの新装版ではなく全編書き直しで新たなエピソードは挿絵も入ってのリニューアル版。
『無限抱擁(上)』
ティア×アシュレイ
幼い頃、一緒に塾で学んだティアとアシュレイ。
その頃から幼い感情ながらに互いは特別な存在だと感じていた。
けれど、元服以来ティアの態度は硬化して・・・。
立場というか身分の差というか、そういうもの故に素直に欲しいものを欲しいといえなくなってしまったティア。
自分の気持ちを封じ込めるために必要以上に冷たい態度を取るようになってしまって。
強ければ一番そばにいられると思い強くなろうとしているアシュレイがどこか健気。
素直にその気持ちを言葉にすることはできない性格だから陰で泣くようなことにもなってしまうのだけれど。
互いに素直な気持ちをぶつけない故に擦れ違ってしまってなんだか切なくもある。
今回はアウスレーゼが2人の間を引っかき回すというか…。
それでも、この人の行いがその後の2人の関係を変えていくものにもなるのだけれど。
ちょっぴりアウスレーゼ×アシュレイ、アウスレーゼ×ティアのシーンもあったり。
擦れ違ってるのでティア×アシュレイはナシ。
沖さんのコミック版とは補完関係にあることも多いので、今回のお話を読む前に『邪道1』を読んでおくと、物語の前段階のエピソードがあるのでわかりやすいです。
今回のお話はちょうど『邪道2』にあたります(これはまるまるリンクしてます)
『外伝・蒼風(かぜ)の地図(みち)』
天界東領の王子・柢王×側近の魔族・桂花
アシュレイとの魔族狩りで受けた大きな傷もだいぶ癒えたため桂花と共に慰安旅行に出かけた柢王。
自分の湯治ではなく、桂花の慰安のために。
魔族は基本的には天界人にとっては敵です。
そんな中で桂花だけは特別に柢王が認めさせた存在で(詳しくはコミック版『天網夜譚』参照)
何かと城にいればストレスも溜まるであろう桂花を柢王は休ませたくて。
桂花を甘やかそうとする柢王がステキ。