百華王の人界降臨

hyakkaou no jinkaikourin

百華王の人界降臨
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
4
評価数
1
平均
4 / 5
神率
0%
著者
砂床あい 

作家さんの新作発表
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イラスト
ホン・トク 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
ISBN
9784778136581

あらすじ

天族の第二皇子・紅琰(ホンイェン)と魔王太子・雨黒燕(ユーヘイイェン)が紆余曲折の末に結婚してから五百余年。「玄鳥の卵」を飲んで幼齢化してしまった兄・月季(ユエチー)が魔王宮で刺客に襲われ昏睡する。天帝は雨黒燕が犯人と決めつけ重い処罰を科す。紅琰は雨黒燕を冤罪から救うため彼を人界へ転生させるが、今生の記憶は引き継げない。自分を忘れてしまった愛する夫を、人の運命への介入を禁じられている紅琰は切なく見守ることしかできず……。

表題作百華王の人界降臨

冤罪で人界に転生した紅琰の夫だった魔王太子
周囲の反対を押し切って魔王大使に嫁ぐ天族の第二皇子

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

貴方を失わないための最善の道を探って

今回は魔界の王太子と天界の第二皇子のお話です。 

第一皇子である兄が幻鳥の卵を飲んだ事をきっかけに
攻様と受様が天帝位争いに巻き込まれる顛末を収録。

世界は天族の住む天界、人族の暮らす人界、
天界から追放された邪神を始祖とする魔族の魔界に
別れています。

受様は牡丹の化身をもつ天帝の第二皇子ですが
受様の生誕時には正妃に第一皇子がおりました。

正妃は受様を懐妊中の側妃に毒を盛って処刑され
正妃になった受様の母は父帝にさらに寵愛され
冷遇され始めた兄皇子との関係は悪くなりますが
受様は兄皇子と競ってまでの立太子を望みません。

そこで受様は魔界や人界で浮名を流す遊び人となりますが
なりゆきで魔王太子の攻様の閨房教育を引き受けたら
攻様にロックオンされて王太子妃となります。

2人の婚姻より500余年、表向き天界と魔界の不和は終結し
百華王である受様は2人の子の華が咲く日を楽しみに
平和を甘受していたのですが

男神の九天玄女を妃とした兄皇子が自ら子を成すために
幻鳥の卵を飲んで幼児化してしまい
九天玄女に頼まれて魔界で匿う事になります。

ところが人払いした魔王宮内で兄皇子が襲われ
受様は攻様と密かに天界の東宮に連れ帰ろうとしますが
天帝は兄皇子の不在ばかりか魔界で襲撃まで知っていて
魔太子の攻様が手引いた事件と断罪されるのです!!

いくら天帝でも魔太子を裁く事は不可能に思えましたが
天界を統べる者に否と唱える事はできず
受様は苦肉の策で攻様を人界に転生させて
起死回生を図りますが・・・

魔王太子である攻様と天族で第二皇子である受様の
中華神仙ファンタジーにでシリーズ1冊目の
「百華王の閨房指南」の続刊となります♪

前巻は「傲嬌太子と愛のない婚姻」は兄皇子の物語なので
読んでいなくてもよさそうにも思えましたが
本作の発端が彼ら夫夫の話でかなり込み入っているため
既刊読破されているとより楽しめると思います。

人界の時間は天界では瞬く間に過ぎていく為
受様は天帝の同行に気を張りながら
攻様の成長を見守らねばならずかなりハードモードです(笑)

攻様はある国の第一王子として生まれますが
正妃をるとる前に手を付けた宮女の庶子で
碑文な生活を強いられています。

攻様と正妃の運だ第二王子の関係は
そのまま受様兄弟の関係性を現わすかのようで
攻様の人生が進むにつれて

受様は天帝の妃たちの権力争いに端を発する
受様母の暗躍と野望を知る事となりハラハラ&ドキドキ

受様が母の野望を砕き、大切な夫を取り戻す幕引きまで
大変楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ

これでシリーズ完結なんてとても残念です。
子供達のその後でスピンオフとか読みたいです。

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