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2カップルについて3作品が収録されています。メインは高校生・浪人生・大学1年生と若いです。子供っぽい受けが大騒ぎをして周囲に迷惑をかけたりします。
「Happy Shock!」
亜貴の目線で進みます。一目惚れした俊郎と初めてエッチした亜貴は、そのあまりの上手さに、俊郎に騙されていたと友人・寺田に愚痴ります。
最初は亜貴に、なんでそんな思考になるの?!とビックリでしたが、寺田の解説で初恋なら仕方ないと納得したのでした。
「今夜もHappy!」
続編。亜貴の目線です。俊郎から受験勉強を理由に会うのを控えようと言われます。それでも会いたい亜貴は俊郎の高校に行くのですが、もう二度と来るなと言われてしまい…。
ベタな展開でしたが、俊郎の人間のできの良さが光ってました。あと電話中にトイレに行く寺田に笑いました。
「これってHappy?」
番外編。亜貴の友人・寺田が主人公です。亜貴に振り回される愚痴を吐いているうちに、バーのママ・伊槻に抱かれます。その心地よさからママに好感を抱き、二人は恋人になります。
ママがヒゲを生やしたがっしりした男の外見だけど健気だというのがツボでした。
明るくコミカルでテンポの良い面白い作品です。いちゃこらベタ甘、年齢からもエッチのことばかり考えているので描写多いです。単純に読んで、気軽に楽しみたい方にお勧めです。
【Happy Shock!】って題名ですが、
遊び慣れた可愛い系の受けさんが、マジメで朴訥でウブな相手だと思って交わってみれば、彼は天然セックスマシーンだった!
という主人公の心情をズバリ言い表したものでした!
春、自分の可愛さに自信のあるゲイの「亜希(あき)」は、予備校の受付で、進学校の学生服を着た「俊郎」を見染めた。
今までの亜希ならすぐにベッド直行のはずが、俊郎との友人関係だけで過ごせている自分に驚く。
初夏、初めてのキス。
俊郎も何だかその気があるようだけど、ウブな彼からは言いだせないもんね。
(俊郎、かわいい~by亜希)。
夏、2人は見つめ合って高揚って、亜希がラブホに誘って、とうとう待ちに待った初セックスッ!
オレがリードして・・のはずが、まさか!あの俊郎が、体験した事が無い程の蕩けるキスや愛撫をしてくるなんてっ!
絶倫デカマラで何度も何度も達かされ、腰を抜かさんばかりに驚く亜希の腰は抜・け・た!(苦笑)
会えば絶倒セックスを繰り返し、亜希はもうメロメロ~!
ここに、亜希が今まで秘密にしていた淫行ぶり(セフレや援交)の暴露、俊彦の部活仲間の誘惑、亜希の親友・寺田に嫉妬、亜希の成績不振に俊郎の会わない宣言、悶々エピソードが入ってきます^^
自分の今までを後悔する健気な亜希。
俊郎が亜希の為を思ってor自分の嫉妬で言う言葉がちょっとずつ足りなくて、グルグルになる亜希が可愛かったです。
【これってHappy?】
亜希の親友で元セフレの「寺田衛」の衝撃の恋バナ~!
寺田の好みは“可愛い系”で、亜希の元セフレだから“攻め”な訳で、尚且つ女も行けるバイで・・・
でも、伊槻は全てが違う相手!
ヒゲでスリムマッチョでお姉言葉で中年の伊槻ママにブッ込まれちゃった~っ!からの優しい2人の恋はじめのお話でした^^
(亜希の自分勝手ぶりと、しょうが無いなぁ~とぶつくさ言う寺田にほのぼの♪)
あとがきに、これ(Happyshock!/小説beast '99秋号掲載)が名倉先生のデビュー作になりそうだったとありました。
それまでは主にシリアスを書かれていたそうで(へぇ~へぇ~)、これじゃ恥ずかしいーっ!と思ったそうですよー^▽^
何かほっこりにんまりしてました♪
遊び人を自称する亜喜が予備校の申し込みの時に出会ったのは、純朴そうな高校生・俊郎。
一目で俊郎のことが気に入った亜喜は、いつものようにさり気なく俊郎との接点を作り出した。
そして、高校生であるため土日のみ通う俊郎と浪人生で昼間のコースに通う亜喜とが唯一、時間が重なる土曜のお昼ご飯を一緒に食べる健全なお付き合いが続いていた。
今までの亜喜の腰の軽さを知っている人間からは信じられないことだけれど、出会ってからキスをするのに夏までかかり、更に一緒にホテルに入るまでには数ヶ月を要した。
ホテルに誘ったのは当然、亜喜からで、そのまま年上の余裕と経験値の差で、エッチでさえもいいよう翻弄してやるつもりであった。
ところが、そこで思いがけない事態が起こる。
なんと、俊郎に身体に触れられた瞬間、亜喜は感じまくってしまったのだ。
今までの男たちとの行為では、そんなに乱れたことのなかった亜喜は、てっきり俊郎の今まで純朴そうに見せかけていたのは、演技だったんじゃないのか、と疑念を抱いてしまう。
という話でした。
これ以外にも実はもう1カップルの話が入っていて。
こちらは、亜喜に振り回される友人の寺田と意外な人の話。
それで幸せなら全然問題ないと思うんですが、なかなか濃ゆいカップルだなーと個人的には思ってしまいました。
話としては、わりにベタ。
どちらも本人たちが幸せであれば一番、いいんじゃないかなーと感じる話でした。