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名倉先生の商業デビュー3作めだそうです。
あとがきに“自分なりに一生懸命に書いたサスペンス”とありました。
正直に言うと、サスペンスの暗さや焦燥感はそうは感じなかったですが(すみません)、名倉先生の明るい筆は生粋なので仕方ないです。
ストーリーは、孤独から夜遊びしまくりの「智史」が、遭遇してしまった災厄~孤独だったリーマンが唯一愛した少年(性悪)への殺人・死体隠匿事件~で、犯人に追われる羽目になる。
この犯人を追う「大河内」は、智史が以前から気になっていた大人の男。
智史は、大河内と接点が出来た事を安易に喜ぶが・・・
【夜と踊ろう】【イノセント・ラブ】は智史視点。
1度、智史の我儘で体を合わせてしまってからは、ガタイが良くて無精ヒゲで汗臭い大河内に、智史の恋の針がビョーンと振り切れちゃったから大変!
犯人に怯えながらも大河内の傍に居たい智史は、犯人と自分との狂気の共通点に悩みつつ、嫉妬と恋しさと後悔の繰り返しです!
大河内が、智史のあれこれに呆れ無くて良かったね~と思うし、智史の純粋さと捉えての大河内の智史バカっぷりは大したもんだと感服しました♪
(流血ごとが何度かあります。苦手な方はご注意。)
【恋に踊る】は大河内視点。
智史の可愛いいだけじゃない思い切りの良さに、大河内が惚れ直す話♪
30才と言ってもピュアな部分、17才だからって侮れない部分、いろいろ見付けました!
智史家族とのハワイ旅行が出てきた大河内の夢、顔歪んでいただろうなぁ~な苦いエピに苦笑が出た・・^^;