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netsujou
美貌の生徒×新任教師の凌辱モノでした!
初読作家さんなんですが、他の作品評を見てみたら“エロエロ”や“変態”が多く付いていたっていう・・・自分には苦手なタイプなんですが、ストーリー自体は好みでした。
タイトル作【熱情】は書きおろしだそうで、その前に【堕ちていく夏】を読まないとこの2人の関係は分りません。
(なので先に掲載されています)
教育実習生と生徒の一目惚れ同士。
再会後、そのカリスマ生徒「貴臣」の術中に嵌り、教師「直之」があがなうも色に軟弱で、恋愛とも主従とも取れるその関係を受け入れる・・・までが【堕ちていく夏】。
【熱情】は、その3ヶ月後。
夏休みを2人だけの別荘で過ごすはずが、貴臣の従兄弟「芳也」の登場。
それは、貴臣に意図があって・・・
自分に素直になって貴臣に溺れる直之と、その直之を半身として請われるまま凌辱する貴臣の関係が半熟成した頃合いです。
爛(ただ)れていても納得し合った関係+見守る芳也を経て、この先どうなるかと気になりました。
9年後の研修医・貴臣と作家・直之の【夜よりも罪は深く】(小説BEaST掲載)があるそうですが、単行本化はされてないみたいで残念です。
そして、文章で残念なこと。
登場人物のの苦悩も諦めも優しさも分かるのに、自分には少し読み辛かった文章でした。
それは作者が、読ませたい単語に点々や“ ”を付け過ぎるのもあって、読み手の好き勝手に読ませてくれないように感じた事。
エロ描写が多くエロに飽きてきた頃に心情語りがあって、作者のペースに上手く乗って上げられなかった事です。
また、性器を花に例えられる度に何か居心地悪いと言うか、キレイにキレイにという意図は分るのですがその修飾が苦手でした。
(マンガで言ったら、亀頭や肛門に花背負わせているコマばっかりっていう感じ)
それらが気にならない人には、良いのではないでしょうか。