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husky to kare no shironeko shizun
肉包不吃肉先生の『二哈和他的白猫師尊』日本語訳版小説第3巻です。
めくるめくカタルシスに溢れたこの第3巻、読み終えたばかりで抜け殻のようになりつつ(一日も早く第4巻が欲しい)少々ネタバレありのレビューとなります。
いやーーー遂にです。
遂に、あの墨燃がver. 2.0にアップデートします。
この3巻に至って、ここまで積み上げてきた墨燃と楚晩寧二人の心情のすれ違い&相手への深い執着が山場となり、その物語中のクライマックスのひとつを大いに楽しめます。
胸に来るシーンが多すぎて度々涙目になってしまいました。
墨燃の変化はこの第3巻の目次から既にうかがうことができます。転生後、ここまでずっと自分本位の世界に生きていた墨燃が、初めて師尊という一人の人間に気づき思い至った瞬間を。
そして個人的に素晴らしいと思ったのが122章です。
今は会えぬひとのことを一心に思い続けるうちに、あのひとならばどうするか?あのひとならばどう考えるか?と、気づけばおのれの行動のすべてが師尊を指標としたものとなっていく墨燃。
それは、彼が楚晩寧は紛れもない自分の師なのだと気づき、ここに至って初めて本当の意味で師として追い求めていく存在となった、ということなのではと。
そして第3巻の終盤。
楚晩寧を心から敬慕し自分の唯一の師尊だと仰ぐに至った墨燃、に対しての、墨燃に渇きと欲望を覚え自分の唯一の男だと認識するに至った楚晩寧……のこの対比です。素晴らしすぎます。
お互いが “気づき” を得るとそういうことになるんですね!という(結局またすれ違っているような気もしないでもない)。
このお二人、まだまだ一筋縄では行かなそうで次巻が楽しみで楽しみで仕方ありません。
来月の発売を期待して待ちたいと思います。