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金曜紳士倶楽部二巻です。
有閑倶楽部度がかなりアップしました(笑
メンバーが購入した奥日光の幽霊屋敷の謎を解け!的な。
『無憂館』と名付けられたメンバー所有の屋敷に集うのは、最初からカップルになっている若手議員の鷹也×鷹也の秘書千歳。
そして大企業御曹司の稀一、日本舞踊宗家御曹司の凛、暴力団組長の息子で金融業の京介、両親の莫大な遺産を相続する拓海。
拓海が手に入れた幽霊屋敷では千歳が美少年幽霊に憑かれてしまい、今回も不運を背負い込む担当となっています。
千歳はメンバーただ一人の一般人なので彼らの言動や行動、そして強引に関係を続けてくる鷹也に常に頭を痛めつつ共に行動していますので(苦笑
そんな幽霊事件の解決の為、タイトルにもなっている手紙を探すという内容。
そして一巻と同じく色恋担当の鷹也と千歳。
鷹也ははっきりとは千歳へと思いを伝えておらず、いわば千歳は体の関係はあるものの宙ぶらりん状態。
その辺りが少しだけ前進ですかね。
2005年刊。
金と人脈に糸目を付けない『金曜紳士倶楽部』が活躍する第2弾は、この手の面々が好きそうな幽霊ネタが登場。
おまけに『叶わぬ恋に未練を残した美少年』というお約束だったりする。
う~ん、今回は幽霊の遺した想いと千尋の鷹也への恋慕を共鳴させたいって狙いが直ぐに見当が付いてしまう。
内容に関しては、遭遇したミッションの取っ掛かりよりも鷹也と千尋の両想いの心情のほうに割合が割かれていて、いまいちスケールが小さい感じは否めない。
解決の難しい案件をどう痛快に捌くって部分にも期待したいだけにね…
登場人物については、前回では出番がなかった京介が大幅にクローズアップされた感がある。
鷹也と千歳の間柄は既に他の仲間の知るところなのだが、京介がわざと千尋にちょっかいを出して鷹也を煽っている一面もある。
どちらかに横恋慕しているって訳でもなさそうなのだが。
どうやら別の巻で京介メインの話があるそうなので、彼の真意はそこで掴めるのだろうかね?
一巻完結式の話になっているとはいえ、これはシリーズを通して読んでみないとすっきりしない、かも知れない。
但し次巻は茅野氏がゲスト出演するらしく、いい加減積読中の茅野氏全3巻を読んでしまわねば(-_-;)、とは思っているのだけどね…
3巻以降の電子書籍をポチっとできるのは一体いつになるやら…