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『恋愛開花』
魔族・氷暉との共生のために天守塔に留まり日々鍛錬しているアシュレイ。
体内にいる氷暉のせいでキスを禁止されてしまったティア。
触れられない欲求は高まっていくが…。
アシュレイが大人の階段をのぼっていきます(笑)
今回は事件よりも恋愛がベースかしら。
また問題を起こさないようにとアシュレイから武器を取り上げようとするティア。
武器がなければティアを守れないからとそれを頑なに拒否するアシュレイ。
アシュレイはそういう気持ちを素直に告げているわけではないので、ティアにしてみれば自分より武器の方が大事なの!?みたいなところもあって。
それでなかなかうまくいかなかったりもするんですが。
前回から徐々にアシュレイの方がティアに対する愛しさを募らせてて。
今回、遂に告白しました。
そのシーンだけ見ればかっこよかったし攻かと思いました。
受ですけど。
『恋愛蝶々』
両想いになったはいいけれど、まだ共生中のため抱かせてもらえないティア。
だんだん、その我慢も限界に来て…。
氷暉は水の魔族なので液体とは同化してしまうんで危険なんだけども、それ以外の場合ならそれなりに許してもらったりもしていたティア。
肌を愛撫するのや指で中を探るのは一応OKなんですが。
ちょっとあまりにも溜まってたんでしょうか?
うっかり?張り型的なものをつっこんじゃってます。
ちょっとしたお仕置きタイムのティアがコワイです。
『離柢散花』
もうタイトルの如くです。
とにかく切ない。
2人は魔界で傷を癒しながらもなんとか魔族・巍染との共生の道を探っていて。
そんな折、北申という共生の済んだ人物と出会うのだが、桂花は北申に怪我を負わされて…。
自分のせいで一番大切なひとを傷付けてしまったことが悔やんでも悔やみきれない柢王。
そして、また北申に傷つけられた桂花は虫の息で。
天界に戻りティアに看てもらうんだけども、その後に自分の決心も伝えて。
「大切だから、おいていく」
苦渋の決断を下す。
それが、自分に、そして桂花にどれほどの痛みを伴うかもわかっていて。
何も言わずに行ってしまう柢王。
最後の夜の「許せ。許せ、許せ、許せ、許せ…」というどこまでも続く謝罪が身に沁みます。
そして、ラストにその事実を知った桂花が思う「ひどい。ひどい、ひどい!ひどすぎる!!」
この呼応するような描写が胸に突き刺さります。
また、一方でアシュレイは共生を終えてティアと蜜月に入ったこともあって。
2人ももちろん柢王が去ったことは知っているけれど、対比のような2組の姿が余計に切なくなりました。