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harem night
高垣圭一は、正義感あふれる石油関連商社のサラリーマン。
油田の発掘権を貰うため、サラフ王国(アラブ王国がモデルでしょう)に出張。
そこで、皇太子アサドと出会い、挨拶も無事に済ませることができ、帰国の途に就こうとしたとき・・・。
「王家の秘宝」を盗んだと、のことで、拘束された圭一。
無理やり連れていかれた場所は・・・
「牢獄」(拷問も避けられない、と覚悟もしていた)ではなく・・・?
ハーレムという名前の王室でもあったのです。
その拷問とは、毎日のように、アサドから身体を求められることでした。
しかも、圭一の世話役である16歳の少女アイシャからお世話される毎日。
民族衣装であるトーブ(アサドは何着かトーブを用意していたとのこと)、それに似あうアクセサリーも用意もされていたのです。
実は、出会ったときから、アサドは、圭一に思いを寄せていたため、「王家の秘宝を盗んだ」とうことにして、帰国させまい、という画策をたてていたとのこと!
その後、帰国した圭一。
ほどなくして。アサド一行が来日。
アサドは、圭一の自宅マンションの狭さに閉口したのです。
セレブな贈り物も沢山したアサド。
背広やネクタイ、カフスピン、ワイシャツなど100着以上。値段も想像もつかない金額だったのです。
おまけに、コンビニ弁当をみるなり、あきれ返ったアサド。
アサドは、圭一の自宅にプライベートシェフを呼び寄せ、ディナーを作らせるなど。
本当にあり得ないストーリーでしたが、面白かったですね。
アラブものでした(笑)。
ちょっと軽めの物が読みたくて行き当たったのがこの本。
細かいことは何も考えず、超軽めであまあまな物を読みたい方にお勧めです。
多分、普段の気分なら色々ツッコミを入れたくなるところは出てくると思うのですが、シリアス気分じゃなかったのがこの本を楽しめた鍵だったかなと思います。
アラブの俺様皇太子が年下攻めだったのもよかったかも。
ただただ俺様だけじゃなくて、結構カワイイところもあって、一般市民の受けに怒鳴られて怒られても素直に聞くところがいい(笑)。
やまねさんの挿絵もアラブの雰囲気とよくあっていたと思います。相変わらず美しいです。^-^