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adeyaka na yokujou no hana
編集プロダクションに勤める勇豪(攻)は、ある記事の背景に写っていた美しい陶器に惹かれ、自分の担当する情報誌で特集を組みたいと、記事になったコーヒー店を訪れます。
そこで陶器の作者・龍遙(受)と知り合い、特集を組んで記事にしたいと頼みますが、龍遙の祖父で人間国宝の龍迅から、作品を発表することも、売ることも止められているから、取材は無理だと言われてしまいます。
それでも諦めきれない勇豪は、龍迅に会って取材の許可を直接もらいたいと考えますが、龍遙と龍迅には、一筋縄ではいかない確執があることを知ります。
世間的には“孫”と言っているけれど、龍遙は龍迅の実の息子。
しかも、自分の跡を継がせるためにわざわざ他所で産ませた子供で、龍遙から一切の自由を奪って自分の元に縛りつけています。
それを救いだすのが攻というわけですが、結局龍迅を説得することはできず、龍遙は自分名義の車以外何も持たずに家を出ることになってしまいます。
お話がそれで終わってしまったのが、なんとも中途半端で残念。
家を出た龍遙は勇豪の元へ身を寄せ、幸せな新婚生活を送りはします。仕事も大学の臨時講師の職をなんとか見つけることができます。
しかし、龍迅との仲は亀裂が入ったまま、好きな陶芸の道も途切れてしまったし、勇豪の情報誌の龍遙特集も中途半端になったままです。
続きがあるってわけでもないんですよね?
いろんなことの結末がちょっとこのままだと気になりますね。
龍遙が、自分の作りたい陶器を作り、発表できるようになる、そんな続きがあればいいんですけど。