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shirasagi ga ochiru yoru
もっと切ないストーリーだと思ってたらなんか違いました。意外と軽い感じ?いえ、それは別にいいんですけどね。
あらすじの『見返りを要求』っていうのから、クラウス(攻)が『強引・傲慢』系統の攻かと思ってたらすごい紳士だったという。そして、晴己(受)は思ったより元気(というのも変ですが)だった。いえ、表紙イラストからももっといかにも『儚げな健気受』だと思ってたので。
『誤解から来る気持ちのすれ違い』というこれまた王道ド真ん中なんですが、この『晴己の語学力の未熟さ』による誤解っていうのがストーリーに上手く活かされていたと思います。
最初に出会ったシーンで『ここ、何らかの誤解があるんだろうな~』というのはすぐにわかるんですが、あとになって種明かしされてもすんなり頷けるんですよ。
晴己もでしょうが、読み手の私も。
あとは、脇キャラクターがよかったですね。クラウスの秘書で晴己の直属の上司・ゲオルクと晴己の後輩・友永が。
なんというか、存在感はあるしいい味出してるけど出しゃばり過ぎてない(と思える)んですよ。
まあ、日舞に絡んだあれこれを除けば攻が受にベタ惚れ・あまあまな、ホントにどうってことない『王道』なんですが結構好きです。テンポがよくて面白かった。
そして、緒田さんのイラストがすごく綺麗で素敵でした。イメージぴったり。