病案本 Case File Compendium 2

byouanbon Case File Compendium

病案本 Case File Compendium 2
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神17
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

98

レビュー数
1
得点
85
評価数
18
平均
4.8 / 5
神率
94.4%
著者
肉包不吃肉 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
すばる舎
レーベル
プレアデスプレス
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799112076

あらすじ

巨大製薬会社の御曹司である19歳の賀予(ハーユー)は、世界に4人しか患者がいない特殊な精神病を患っている。
彼が幼少の頃、賀予専属の医師として賀家に雇われていたのは13歳年上の謝清呈(シエチンチョン)。謝清呈の妹、謝雪(シエシュエ)が滬州(こしゅう)大学芸術学部で教鞭をとることを知り、賀予は中国に戻り、滬州大学に入学した。
32歳になった謝清呈とは顔を合わせたくなかった賀予だが、謝雪の寮で数年ぶりの再会を果たす。
何かと反発し合う二人だが、とある事件を契機にかつての医師と患者としての関係性を意識していく。新たな事件に巻き込まれる二人だったが、19年前の謝兄妹の両親の交通事故死の真相に迫り……。
連載版36−70話を収録

レビュー投稿数1

待たせたな。2巻はエロがあるぞ!ただし愛はない。

1巻に続き2巻レビューでも転がりにきました。

さて、1巻ではエロもイチャもないですが、2巻ではガッツリ身体の関係持ちます。
体感、2巻の半分はエロでできてる気がする。

2巻では殺人事件が発生。被害者が殺された方法が受けの両親を殺した方法と同じというところから、冷静沈着な受けがなりふり構わず事件に飛び込みます。
それを助ける攻め。
この序盤からわかるとおり、ギスギスしすぎの二人の関係性が2巻から様子が変わります。

結果は黒幕に辿り着けず。それどころか攻めと受けの関係性を知る黒幕が、二人の関係を壊す為に流した動画が大多数に流されるという…。
しかも動画の内容が、受けが過去に患者を対応した時の態度が酷い系のやつで、しかもその冷徹な態度と言葉が精神病を患う攻めにとって許せない系。
受けのことを大嫌いだけれど、受けから教わった理念や信条は病に侵されている攻めにとっては生きていく上で支えになっていた。当然攻めは受けに酷く裏切られたとなるんですよ…

病案本の受けはね、ほーーんと言い訳しないんですよ。
身内にも誰にも何も明かさないし、話さない。
受けを心配するみんなに、自分はそういう人間ですと、迷惑をかけてすみませんとなるんです。
攻は信じたくなくて、ハッカー能力フルに使って調べるのですが、更に傷つく情報ばかり…
可哀想なんですが、絶対理由があるはずだから頑張れ。

1・2巻では受けが抱える数多の謎は明かされません。律儀で情に厚く、難儀で頑固な受けが愛し切なしで好きだ。

攻めも可哀想な育ちをしていますが、受けもそうとう酷い。
無人のトラックに轢かれて死んだ両親。
人が死ぬ瞬間を目撃するだけでも発狂ものだが、受けは体を半分だけにされた母親を見ている。
そんな現場を見たら普通メンタルやられるよね?と思いながら読み進めていくと、なんと受けは自分を人間と思っていないことが判明。
マジかと思った直後、やっぱりかと腑に落ちる。
それくらい受けは自分自身についてはどうでもよく、どうなっても構わないと思っている。
自己犠牲型受けも大好きだ。
基本的に受けはメンタル強強の強ですが、根っこはかなりやられてるのに誰も知らないとか、何それ滾るし萌える。ありがとう。

話は戻り、裏切られたとヤケになった攻めに受けは一服盛られ二人は身体の関係を持ちます。
ゲイを嫌悪してる二人がどうにかなってしまったエロは大変良きです。
DT(攻)の初めては男(受)ありがとうございますww
このあと、初めてのせっせが忘れられず、陵辱後に撮った受けの寝顔写真をおかずにしたり、おかず画像が足らないと天才ハッカーの腕を存分に発揮し、ネットに流れる受けの写真を手当たり次第集めたり、受けの画像を勝手に流すとは不届者と画像ちゃっかり保存してからのウイルス攻撃wwww攻めがはちゃめちゃでにこにこしますね!

軽くすったもんだあり、無事2回目も脅して受けを陵辱する攻め。受けとのせっせにハマった攻めは、暇さえあれば受けを訪ねてせっせするようになります。
何度もせっせするのですが、全てが無理やりだよ!
盛り上がってるのは攻めだけで、受けは盛られた一夜以外、苦痛と違和感だけでしんどいもよう…

受けのこと嫌いだけど、身体の具合が凄くいいから抱くだけのスタイルの攻め。
受けに至っては、初めこそ本気で抵抗していたし、犯されたことにショックも受け心身疲弊(弱ってる強い男っていいですよね)
どうせ直ぐに飽きるだろう。攻めをあしらう時間が無駄だからと、メンタル強強の受けはなんと自己完結。
辛いことに対して物凄い勢いで自分に折り合いつけちゃう先生…。
親の仇の情報がなくなったこと、隠し通してる秘密のこと、身内に降りかかる悪意他、様々なストレスを受けてるところに、ズドンと陵辱がプラス。
耐えられないだろこれ…とゾッとした読者は少なく無いはず…
攻めは以前と比べ、受けとの会話が無いことに不満を持ってますが、当然だよ…好かれてる訳でも、好いている相手でもない相手(男)から、付き纏われて性欲処理に無理やり付き合わされてるんだもん。
しかも受けは淡白すぎるほど淡白でせっせを全く必要としてない。精神的ストレスはんぱないよ。シャットダウンしちゃうよ。

早く誰か!元DTの攻めを調教してくれ!
せっせで身体しんどい受けを労われ!しんどい相手に自分のご飯を作れとか要求するな!
中出ししたのに、後処理もせずにヤリ捨てするな!
愛がない。労りもないのに、攻めへのあたりが柔らかくなるもんかー!!

ネット掲示板に受けの態度のこと相談して、ネットユーザーにお前それはねえわーーと攻めは叩かれまくって欲しい。
受け身ってそんなに大変なの?!
ただでさえ嫌われてるのに、更に嫌われるッとか青くなる攻めはどこですか?
その話し読みたい(願望)

基本分冊版は買わないのですが、続きが気になりすぎて買います。なんなら翻訳待たずに魔翻訳に足突っ込みそう。
特に互いを嫌ってる二人がどうやって、好きという気持ちを持つのか…

ああああああ早く続き読みたいいい(錯乱)

2巻の個人的な見どころ
・常に冷静、冷淡、時に冷酷、感情の発露がマイナスすぎる受けの激怒
・天才ハッカー様
・初めてのせっせ
・陵辱によるPTSD(受けが苦しむのが辛いけど好き)
・当て馬くんへの嫉妬
・セカンドせっせは鏡の前で(中出しはやめてくれと懇願するシチュ大好きです)
・成人男性はどのくらいの頻度でせっせするか検索しちゃう先生(求められすぎて、このままでは死ぬと危惧する受けが可愛い)

読み落としてるかもですが、1・2巻通して受けが笑ってる描写なくないですか?
難儀な生き方しかできない受けが好きすぎて、どうにかりそう。

※12/2追記
待ちきれず中国語で全話読んできた。
すごく、凄く良かった。
先生(受)の愛が痛くて、大きくってずっと泣いてた気がする。泣き過ぎて目が痛い。魔翻訳でこれですよ…翻訳版で読んだら召される

3

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う