虚空の月 1【BLCD】

koku no tsuki

虚空の月 1
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神46
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

74

レビュー数
6
得点
238
評価数
48
平均
5 / 5
神率
95.8%
著者
原作
媒体
CD
作品演出・監督
峰谷幸
脚本
茶乃原ゆげ
原画・イラスト
西本ろう
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
東京漫画社RECORDS(marble records)
収録時間
93 分
枚数
2 枚
ふろく
有償特典・『ドラマCD 虚空の月1』アクリルコースター付き!
フリートーク
なし
発売日
JANコード
4589489040531

あらすじ

警察官の比賀は、妹の珠月が死んだ謎の多い事件に一倉組の幹部・志堂という男が深く関わっていたことを突き止める。

真相を探るべく、身分を偽り志堂の配下になることを願い出る比賀。
志堂は筋者らしくない風貌だが、他人を威圧する雰囲気を纏った美しい男だった。
護衛の仕事を一度は断られるが、志堂を身を挺して守ったことで条件付きで側にいることを許される。
しかしその条件は「志堂のセックスの相手をすること」でーー?

ハードボイルドBLの先駆者・英田サキと実力派新鋭作家・西本ろうによる、孤独と執愛のサスペンスラブストーリーを音声化‼︎

≪キャスト≫
古川慎・・・比賀勇司役
興津和幸・・・志堂晟役
羽多野渉・・・久住役
坂田将吾・・・原田役

表題作 虚空の月 1

比賀勇司 → 古川慎

志堂晟 → 興津和幸

その他キャラ
久住[羽多野渉]/ 原田[坂田将吾]

レビュー投稿数6

メインキャストおふたりの演技に引き込まれた

原作既読。

メイン2人のキャストがとてもあっていました。

2人とも内に秘めた熱いものがあり、しかし仮面をかぶり、固い表面で世の中を渡っていく・・・

比賀勇司を演じた古川慎さんの、熱くたぎる感じ、妹の死の真相をつきとめたい、そのためには何でもするという強い気持ちと、疑惑の対象であり、あとで中学時代のつながりも判明する、志堂晟に取り入り、そばで使えるようになってからの変化を見事に表現されていました。
低めで情感豊かな声、話し方が素晴らしかったです。

志堂晟を演じた興津和幸さんの、強くて固く、理性的で腹の座ったやくざぶりと、性的なことにふけるときのギャップが魅力的でした。
ずっと腹の中が読めない言動でしたが、比賀と中学時代につながりがあったこと、大切な人がいたことがわかってきたときに見せる人間味、ヤクザ社会での冷たい強さ、どちらも素敵でした。

現代とはまったく違う中学時代の2人の様子、エピソードも、見事な演じ分け、演出で表現されていて、情感が増し、切なくなります。

少しだけ演出がわかりにくかったように思います。
原作既読でも、あれ、今、誰と誰がどのように話してるの?と考えてしまったシーンがいくつかありました。私の理解力が低いだけかもしれません。

相田先生がお亡くなりになり、完結しなかった作品ですが、謎と謎、読めない展開、という素晴らしい展開にワクワクし、重厚な雰囲気を楽しむことができました。
原作とセットで改めて味わいたい作品です。


0

静かに語られる辛い世界

原作既読
まこにゃんと興津さんがキャストと聞いて
全く心配なく聞かせていただきました。

今作の二人はとても静かなトーンで
裏に爆発しそうな愛憎が潜んでいるという
難しいお芝居をやってのけてくれています。

正義感旺盛のヒガは妹の死を受け入れられず、
自暴自棄だった元優等生のヤクザの志堂は、愛情への憧れから逃げられず
中学生時代のハイトーンな演技が、
出会うべくして出会った二人の重い家庭事情と、受け入れと拒絶という別の結論を選んだ悲哀を感じさせます。

この物語がここで終わってしまったとしても、
十分に聞き応えのある、映画のような作品でした。

1

静かなBL

お話の内容に関しては漫画もありますので説明は不要かと思います。

丁寧に作られた音や台詞で、漫画の場面がしっかりと浮かびました。
興津さんの低音美人声、古川さんの低音イケボで耳が幸せです。まだ心が繋がらない二人の会話がゾクゾクします。
あと、過去の時代のお二人の若々しい中学生時代が最高です。こういう演じ分けが大好きなので、何回でも聴きたいCDです。

これから続編がでますように、多くの方に楽しんでいただきたい一品です!!原作の英田先生の「ダブル・バインド」から興津さんが誘い受けデビューしてるので、ここまでキャリアを積んだ興津さんの最新の誘い受けを楽しめるのを本当に感謝しています。西本先生、英田先生、ありがとうございます!!!

6

インテリやくざ

原作既読
こちらはインテリやくざの志堂を興津さん、警察だけど身分を隠して志堂のボディーガードになる比賀を古川さん。
ちょっとハードボイルド風な原作の世界そのままにお二人がいらして物語の世界に自然に入っていくことができました。
妹の死に志堂が関わっているのではないかということを突き止める為に潜入捜査の為に志堂に近づく比賀。志堂は用心深いのですんなり雇ってもらう訳にはいかなかったけれど、何とかボディーガードとして雇われることに。
興津さんは本当にどんな役でも自分のものにしてしまわれる方だと思っているのですが、今回はクールな美人ということで、ぴったりでした。
そして古川さんも硬派で朴訥とした感じが凄く良かったです。
2人の淡々としたやりとりだったり、志堂に命じられて抱くことになる比賀だけどお互い本音は別のところにあるだろう濡れ場もエッチで大人同士の恋愛までいかない体の繋がりがヒリヒリしていて最高でした。
公式通販特典のキャストトークCDは本編と全く違ってハチャメチャにはじけたお二人のトークが聞けますので、キャスト様ファンの方にはおススメです。

7

世界観を大事にした作品

古川慎様 比賀勇司役(攻)
興津和幸様 志堂晟役(受)
お二方とも低音で落ち着いた雰囲気のお声。
ミステリー、裏社会ということもあり緊張感漂うドラマCDとなっておりました。
中学生時代のお声も違和感なく、切り替えが素晴らしいと思いました。家庭環境が良くなく暴力シーンがあるため苦手な方はご注意を。
基本シリアスですがエチシーンでは甘く色気のあるシーンに変わります。そこもまた素晴らしく、比賀が志堂ことを覚えていることがわかった後の比賀が積極的に攻めていくエチシーンは特に聴きどころです。
お互い何かを秘めている雰囲気を出しながらの演技がとてもささりました。

特典のキャストトークCDは大変だったんだなーと分かる会話でした笑
お疲れ様でした!と大声で言いたくなるくらいにはテンションおかしかったです泣笑
とはいえストーリーに基づいたお話しをしてくださったので楽しかったです!

8

寂寥感溢れる2人の演技が圧巻

比賀×志堂


キャスト:
比賀→ 古川慎
志堂→ 興津和幸

Disc1 約53分:

コミックス1巻 1~4夜

Disc2 約40分:
コミックス1巻 5~6夜+書き下ろし


骨太なミステリーにヤクザの世界と繊細な感情が絡み合うこの作品。
古川慎さんと興津和幸さんの 
虚空に響くかのような、空虚を抱えた低くおとなしめの声が、
作品の世界観を鮮烈に感じさせた。

比賀を演じる古川慎さん、
妹を失った後の深い孤独感や志堂への複雑な感情を、
低く重厚なトーンに強さと哀しみを込めて見事に表現して、
次第に志堂への執着がじわじわと漏れ出る話し方が心を震わせる!
中学校時代の明るい比賀と現在の暗い比賀を巧みに演じ分けるコントラストも最高。

志堂を演じる興津和幸さん、
深みのある冷酷な低音で、
ヤクザとしての威圧感や、
比賀との関係が進むたびに滲み出る脆さまで完璧に演出して、
喘ぎに込められた甘さの強弱が、孤独や切なさを引き出してきて、エモくて萌える!
中学校時代の哀愁が沈み込むようなアクセントや、
比賀への淡い恋心が感じられる柔らかくなった声色が、原作を超えて泣ける。

音響効果や音楽が圧倒的で、
声優たちの卓越した演技と相まって、
シーンごとの緊張感や感情の高まりがより強く伝わてきて、本当に素晴らしい!

12

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