推しに愛を囁かれるのは解釈違いです

oshi ni ai wo sasayakareru noha kaishaku chigai desu

推しに愛を囁かれるのは解釈違いです
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
21
評価数
6
平均
3.5 / 5
神率
0%
著者
きたざわ尋子 

作家さんの新作発表
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イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784344855021

あらすじ

無茶な働き方の末、当面スローライフを満喫することになった智巳。ゲーム仲間の縁で最愛の推しキャラのモデルである海渡と知り合ったが、容姿以外は推しと重ならず正直がっかりしてしまう。しかし智巳の隠遁先に仕事で訪れた海渡から構われるうち、彼自身を推している自分に気づく。そんな智巳に、当の海渡は「本気で君を口説く」と宣言し……!?

表題作推しに愛を囁かれるのは解釈違いです

外資系企業の社会員、智巳の推しのゲームキャラのモデル、28歳
元コーヒーショップ社員、ベーカリーカフェ店員、25歳

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数2

避暑地で静養

顔が推しの知人からのアプローチ


過労で倒れてしまったカフェ店長の智巳(受け)は知人の紹介で静養も兼ねて、元別荘地でのんびりセカンドライフを送っている老夫婦のカフェの店番をすることになります。
のんびりと楽しく好きなことをして生活し、体調も良くなってきたころ、尋ねてきたのが、好きなゲームの推しキャラクターの顔モデルになった海渡(攻め)です。
学生時代からゲームのデバッカーをしていてその関係で知り合ったのです。
顔以外は全くイメージと違う(声も仕草その他)海渡に推しと違うところに気付いてはがっかりするのを繰り返しているうちに、供給が無い推しの代わりにこの人で推し活しようと思い立つのです。
仕事で滞在している海渡に食事を貢ぐ智巳。
そんな智巳を口説き始める海渡との攻防戦。

時々海渡の視点が入りますが、ほとんどは智巳視点で話は進みます。
最初のブラックな職場の話以外はのんびりふんわりしているので、ストレスなく楽しく読みました。
口説きはじめた海渡に対していつ推し活が恋愛になるのかなと思いながら、どう見ても餌付けだなーと思いながら読んでいました。

知り合いのカフェを夫婦と交代で家賃代わりに店番をしているのですが、カフェの中のカップその他が智巳の母から送られてきたものばかりで、紅茶やハムやらなんかも両親からそれぞれ送られてきて、パンと場所のみ提供している老夫婦とのお金関係どうなってるのか気になって気になって仕方ありませんでした。
最終的に定休日に智巳がカフェとして開いて仕事にするということになってましたが、それで生活できるんだろうかとかお金のことばかり気になってしまって、集中できなかったのが残念でした。これって私だけ?

若いけど、ちゃんとした社会人2人(特に海渡はそこそこ異性と経験ある)なのになんか初々しい恋愛が楽しかったです。

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長野のカフェ行きたい!

先生買い。おおおお!癒される!とすっごく思った一冊です。長野のカフェが舞台なんですけど、そこに流れる、澄んで湿度の低い適温な空気、鳥の声、風にそよめく葉音なんかが脳内再生されて、すごーく癒される。行きたい。新幹線のって山のカフェ行きたい。疲れた時の休日読みに最高では思います。ただ、いつまでも覚えている自信は無いので萌にしました。本編230Pほど+あとがき。

カフェチェーン店で鬼のように働き、めでたく店内でぶっ倒れた智巳。そのまま円満退職し、療養として長野のとあるベーカリーの店番を週三日やるという、ゆるやか生活をおくっていましたが、長年推していたキャラそっくりの顔を持つ海渡と知り合い・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
オーナー夫妻、会社関係者少々、オンラインゲーム仲間ぐらいかな。

++攻め受けについて

攻めはアメリカにいるボスの手先となって日本の興味あるところをあれこれ開発しようとしている方 とでも言えばよいか?フリーダムに動けるんだろうなー。長野のワイナリーに絡んで事業を起こそう(具体的には併設レストラン)とあれこれ人に会ったりワイナリー訪問したり。ものにならなければ大変だろうから、大変な仕事なんだと思うんだけど、疲れている社畜にはちょっと羨ましい・・

受けは過労から回復、今はゆったりベーカリーでドリンクだしたり、ちょっとしたランチを提案したり。なんだかんだ言ってカフェ関係の仕事好き好き人間。攻めに連れまわされても楽しそうにしてますねえ。どっちかというと草食動物、ほんわり系に思います。きりきり働きますけどね。

そんな二人の恋物語でした。
冒頭に書いたけど、舞台になるところが脳内再生されて、ほんとに素敵。長野の山際をドライブしたいなあと、とても思った一冊でした。

1

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