お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
和久井洋の幼なじみである天羽崇には、不思議な「超能力」という力が備わっている。
それというのも天羽は代々超能力のある家系の生まれで、ガタイがいい割には持っている力のおかげで病弱で、よく寝込んでしまうという体質の持ち主であった。
そんな天羽は自分の能力のこともあってか、ミステリーやオカルトなどに興味もあり、洋と一緒に高校のミステリー研究会に所属している。
天羽の不思議な能力のおかげか、洋と天羽は様々な事件に巻き込まれる……
どちらかというと、BLのエッセンスよりも、ミステリーに重きを置いた話の様な気がします。その証拠に初めから「女の子と結婚する」と言い切っている洋に対して、天羽は何も言わないし、洋がそれについて、特にコメントをすることもなく、二人の関係は続いています。
BLに重きを置くんだったらもうちょっと、何か事件が起こるたびに二人の関係が近付いてくれないと、じれったいところだと思うんですが、そうすると、途端に事件がそのためのものに見えて、逆にしょぼく感じてしまうのかしら?
ちょっとBL要素を求める人には物足りない。
でも、そういうミステリー要素を求める人にも、ちょっとミステリーが「本格的」ではないので、物足りなく感じるかなー……と、思います。
ちょっと毛色の違うものを読みたい! っていう人にはいいのかしら?
難しいところですね。
本の内容としては、中編3つって感じなのでしょうか?
どれかだけでもちゃんと読めるようになってると思います。もう少し、二人の関係に言及してくれた方がいいかもしれない……とは、全編通して思いました。