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kanpeki professor no ai no houteishiki
作家さんの新作発表
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夏休み、海の家でバイトする高校生の広夢の前に、客として現れた美貌の青年・上原。
広夢が客である上原に声をかけたのをきっかけに、上原に散歩に誘われ、二人は次第に仲良くなっていく……
二人で約束して、海で泳いだその日、上原の別荘に呼ばれた広夢は、上原にHな行為を仕掛けられてしまう。嫌がるどころか、それに気持ち良くなってしまった広夢は居たたまれなくなって上原の別荘を慌てて、後にした。
翌日、毎日来ていた上原が姿を現さなかった。
上原が体調を崩しているんじゃないかと、心配になった広夢はバイトを終えた後に、上原の別荘に様子を見に行くと、そこには高熱を出して眠りこんでいる上原がいた。
食事もとらず、薬だけのんでいるという上原に、広夢は上原に有無を言わせず、食事を食べさせ、布団にねかしつけ、看病をし始めた。
そのまま上原の家に泊まり込んだ広夢は、次の日も、バイトを終えると上原の家にやってきた。すっかり元気になった上原に、身体を触られた日のことを思い出して、意識をしてしまう広夢は、上原から逃げるような態度を取ってしまう。
それに傷ついたような顔をする上原――そんな彼を見た広夢は「触れられるのが嫌なわけじゃない」という自分の気持ちを上原に伝えるために、上原に自分の身体を触られていると次第にその行為はエスカレートして……
そんな感じで、結局「嫌じゃない」ってことをに気がついた広夢は、上原に告白されて、付き合うことになりました……
って、普通だった物語はここで終わっても驚かないし、それはそれでBLの王道だと思うんですが……この小説は違いました。
上原と広夢がくっつくまでがかなり急ぎ足で、あっという間にくっついてしまったような気もしてしまいますが、それから、夏休みが終わって、上原がどれだけ有名人か、広夢が気がついて、自分が本当に上原にとってふさわしいのかどうか、考える……
というのが、どうもこの物語の主題の様な気もします。
どちらかというと、くっつくまでの話よりも、くっついた後の話をこの話では書きたかったんだろうなー……とうのはよくわかります。どちらかというと、普通の小説だったら、出すつもりのなかった2話目の話によくあるパターンかと……
そのおかげで随分、前半部分を急ぎ過ぎたような気もします。
ええ!? 上原、手が早いよっ!! もうっ!? みたいな……
もうちょっと前半もしっかり書いてほしかったな……とも、思いますが、一冊にまとめるためには仕方がないよね。
くっついた後のカップルが、一山超える話が好きな方はぜひ☆