傾国の美男を助けたら運命が変わった話

keikoku no binan wo tasuketara ummei ga kawatta hanashi

傾国の美男を助けたら運命が変わった話
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神4
  • 萌×24
  • 萌1
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

228

レビュー数
4
得点
40
評価数
10
平均
4.1 / 5
神率
40%
著者
朝顔 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
ルビー・コレクション
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041153215

あらすじ

傾国の美男×口のきけない転生者。転生したら絶世の美男から溺愛されて!?

貧しい農民の子レアンは、人買いの馬車の中で驚くほど美しい少年を見て、前世で読んだ小説の中に転生したことに気づく。少年は、類まれな美貌ゆえに二つの国の王子を翻弄し、悲劇を起こす傾国の美男・シエルだった。彼が辿る過酷な運命を見過ごすことができなかったレアンは、シエルを助けてしまう。それ以降、レアンを離さなくなったシエルに巻き込まれるように、二人の王子・カイエンとエドワードと出会ったレアンは、彼らの運命を大きく変えていき…?

表題作傾国の美男を助けたら運命が変わった話

類まれな美貌で2人の王子に愛される「傾国の美男」と呼ばれた主人公
物語世界に転生した声が出せない農家の大家族の長男

その他の収録作品

  • 番外編 幻の蝶
  • あとがき

レビュー投稿数4

悲劇の芽を摘む繰り返しに超ハラハラ

表紙に4人。これは複数プレイか四角関係?真ん中の美しい人を取り合うの?と思ったら違いました。

お話は不憫で辛くて緊張感がずっと張り詰めて。
レアンがシエルの名前を聞いたことで前世を思い出し…。シエルと彼を巡る二人の王子の悲劇を。

その前世の物語の記憶と現世の悲劇の芽を摘むようなお話です。

とにかく緊張感がすごい!なんとかしなければ!ふぅ〜間に合ったの繰り返しで。
ほぼレアン視点で進みます。本来の物語にはレアンは登場しないのですが、なんとか悲劇を防ごうと命がけで3人を守ろうと。

BLでありつつ4人の成長と過去の整理の物語でしょうか。とっても読み応えがありました。
レアンがすっごく頑張ったね!!そしてシエルの執着も激重です。

僕が守らなきゃな天使かと思っていたシエルの心の中にびっくりでした。いいですね!
カイエンやエドワードもそれぞれ苦悩しながら宿命を解決して。

壮大でした。カップルだけの恋が成就するまでを見守るんじゃなくて、4人のハラハラな青春と青年期をまさにハラハラしながら、次はいったいどんなピンチが?と止まりませんでした。

激重なシエルの愛と独占欲もほどよくマイルドになって。絶対にレアンは俺のモノ!なシエルですね。世界一美しい人なのに。

番外編
緊張感ただよう本編とは違って、楽しくワクワクな短編でした。嬉しい再会やレアンの魅力など。こちらで読後も楽しくなりました。

0

傾国の美男に好かれてしまいました

今回は美貌の孤児と子沢山農家の長子のお話です。

攻様との出会いで物語世界に転生したと知った受様が
攻様や主人公たちの悲劇回避を目指す顛末を収録。

受様は小村の貧しい農家の子沢山家族の長子です。

幼い時の熱病が原因で声が出ないものの
父やすぐ下の弟とともに果実を育てていましたが
父が腰を悪くしたことで生活が立ちいかなくなり
人買いに売られます。

人身売買は違法ですが
地方では風習として黙認されており
受を乗せた幌馬車の荷台は
馬車が止まるたびに子供達が増えていきました。

そんなある日
受様は可愛い容姿の女の子に話しかけられ
自分よりも奇麗な男の子がいると
名前とともに教えられた子をみた受様は
初めて見るのにその子を知っていると思います。

受様は身体が痺れて頭の中に知らない話が流れ込み
この世界が前世で読んだ物語の世界で
男の子が物語の主人公の王子2人を虜にする
傾国の美男である攻様だと知るのです。

受様は物語の登場人物ではなく
その後も攻様と関わる事はないはずでしたが

人買いに暴行を受けようとした攻様を
かばって頬に大きな怪我を負ったことで
攻様に懐かれる事になります。

都につくと
攻様は競りの目玉として大金で貴族に買われますが
受様と兄弟だと偽って離れることを拒否したため
受様もともに買われる事となります。

攻様とともにある事で受様の未来はどう変わるのか!?

WEBサイト投稿作の書籍化で
物語で2人の王子とともにキー悲劇に見舞われる攻様と
役のない受様の異世界転生ファンタジーです♪

攻様達を買ったのは男爵ながら財力のある男でしたが
受様は彼が美しい者を傷つけて快楽を得る男で
攻様は主人公の王子達に出会う2年間で
被虐の限りを尽くされると知っています。

主人公2人は男爵の怪しい噂を聞きつけ
悪事の証拠をつかんで邸に乗り込みますが
攻様は精神を病んでしまうため

受様は2年後を待つことなく
主人公達に助力を得る道を探し始めます。

兄王子との跡目争い敗れて身を隠す某国の第二王子
家臣の裏切りで両親を亡き者とされた亡国の王子
王子達の剣の師匠で彼らを匿う傭兵上がりの英雄

物語のとおりではないものの
確実に進んでいく物語世界の中で
受様は受様にできることで攻様や王子達の定めらた
不幸な未来を変えようとします。

受様が動くことによって未来が変わった事で
攻様や王子達の関係性も変化していき
どういう未来が彼らにとっての"幸せ"になるのかと
ワクワク&ドキドキ、

受様が攻様の手を取る幕引きまで
とても楽しく読まて頂きました (^-^)/

転生モノに多い前世の記憶を活かす展開はなく
受様が知る未来を回避するために
自分に出来る精一杯で対していく姿が
とても良かったです。

1

独占欲強めの〝ド執着美人攻め〟最高!

400p超えの長編でしたが、面白くて一気読み!
【傾国の美男×口のきけない転生者(顔に傷有)】のCPが魅力的で楽しく拝読しました。
ただ、表紙的に〝攻3人×受1人〟だと思っていたら、後方イケメン2人は親友兼保護者のような存在で受けとの恋愛的な絡みは無く、ぶっちゃけ総受けを期待して購入したので少し残念でした……笑
逆に、総受け苦手な方は安心して楽しめるかと!

もう、バリバリ独占欲強めの〝ド執着美人攻め〟が堪りません!
人買いの馬車の中で知り合い、人買いに襲われそうになった所を主人公・レアンに助けられて以来〝レアン至上主義〟となる美少年シエル。
「レアンの為なら何でもしますが、他はどうなっても知りません」な執着攻めで、常にレアン中心に世界が回っている男でした(万歳)

一方、幼い頃の高熱が原因で声が出ず、シエルを助けた際に顔に傷を負ってしまった主人公・レアン。
声が出ない代わりに、身振り手振りで一生懸命に意思疎通したり、笑顔で頷く様子が可愛くて非常に庇護欲を唆られるキャラクターでした。
心優しく、自分に出来ることを懸命に取り組む姿が健気で、もはや存在が癒し……!

ストーリーも良く、メイン2人のキャラクターや関係性は凄く好みでしたが、「〜だった。」の文末が多くて途中から気になってしまい〝萌×2〟評価に…

また、後方イケメンの片方に女性とのNL展開があって、少し「うーん…」となりました。
と言うのも、途中で「あれ?この2人、レアンに恋愛感情ある?」と匂わせるようなシーンがあり、少し期待してしまっただけにNLCP誕生は地味にショックで…笑
それなら、エド側のEP広げて欲しかったな……と。(単純にエド推しなだけ)

とは言え、サブキャラ含め魅力的なキャラが沢山登場して、上記が気にならない方なら楽しめる作品だと思います!
〝美人攻め・無口受け〟がお好きな方に是非◎

1

うーーーーん

きょう先生だったので購入。表紙に4人いて、????と思いつつ読み進めましたが、ははーなるほどーとあまり共感せず読み終えてしまいましたので、中立にしました。
本編370P弱+後日談40P弱+あとがき。

いよいよ生活に困窮したため、人買いに買われたレアン。都へ向かう馬車の中で、すごく綺麗な子(シエル(表紙の金髪))を見た途端、昔読んでいた小説の記憶が怒涛のようによみがえり・・・と続きます。

登場人物は
レアン(表紙一番手前):幼い頃の病気で声が出ない。シエルをかばって顔にケガをする。記憶していた小説の中には自分は登場しない。
シエル:超絶キラキライケメン?美人? かばってくれたレアンに執着する。
カイエン:レアンとシエルを助けてくれる。表紙右奥。キラキライケメン。
エドワード:レアンとシエルを助けてくれる。表紙左奥。キラキライケメン。
その他、カイエンとエドワードの師に当たる人等。

++ 以下 雑感

シエルがキランキラン★なのは大好物なんですけど(きょう先生の描かれる金髪大好き)、攻め受けが今一つ合わなかった。いやそれ以外どうすんだ?と言われるのかもしれないんですが。うーん。
カイエンとエドワードは立場とかロックとの関係もまあ、頷けました。が、レアンやシエルとの関係とかが、うーーーーーーん。

わたしは4Pで良かったんですけど(笑)てかそれを望んだんだが。

決定的なことは書かないようにしたいと思うのですが、あれこれ予想と異なったので、萌が減ったと思う一冊でした。

0

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