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榎田尤利さんには珍しい学園もの、しかもバレエものということで、どうなんだろうと思いながら手に取ったんですが、さすが榎田尤利さん、めちゃくちゃ面白かったです。
ユーモアたっぷりでコミカルなんだけど、ただ笑えるだけじゃなくて。切なくもなれるし萌えられる。榎田尤利さんの小説の特徴、そのいい部分が存分に詰まった一作です。
キュンキュンしすぎて、口から胃が飛び出すかと思いました。
無口で無表情な攻めと、美形ながら人を寄せ付けない転校生の受け。
無表情な攻めの、初恋です。他人からは堂々としてて何事にも動じないように見える攻めの、内心の感情の揺れ動きが、可愛すぎる。
学園祭の出し物としてバレエをやることになり、それを通じて少しずつ仲良くなっていく二人の姿に、ほんわか心があたたかくなりました。
万人にオススメできる良作です。
榎田尤利ファンもそうじゃない人も、是非是非読んでみてください。
表紙でお笑い系かと思ったら違いました。文化祭に向けてバレエに懸命に取り組む5人の男子校生。バレエ版ウォーターボーイズ。そのうちのハードボイルドな高校生と呼ばれる無口無表情だけど純情な攻と、怪我でプロのバレエダンサーをあきらめた口の悪い王子様のような受。見えないけど、年下攻。
攻の一人称にハマるなあ。春休みの体育館で一目惚れ、でも自覚なし。顔を見る前から目が離せない、立ち姿に見惚れる。同じクラスになり、話しかけたくても相手がそうさせてくれない。なんかね、好きとも惚れたとも書いてないのに、めちゃくちゃ大好きなのがわかる。どんな表情も可愛くて、人とは違う特別。明るいだけの話ではなくて、受は挫折してるし、攻も親が入院してる。痛みも悔しさも本人にしかわからない。人に支えてもらうのではなく、自分で立って初めて隣の人と向き合えるんじゃないかな。前向きな気持ちのほうが多くて、読んでて元気になれる話でした。
エロはなくてもいいんじゃないかとも思うけど、やっぱりボーイズラブなのであると嬉しい(キッパリ!) スポーツしてる人って、よけいにエロく見える気がする。汗がさわやかだから?
こないだ読んだ攻め一人称(そういや攻め一人称って珍しいカモ?)でこの作品を思い出したので再読です♪
なっつかしいなぁコレ(≧▽≦)
やっぱり榎田さんはコメディでもハズレなし!
ハラセンとかロクッパチとか、ネーミングセンスもいいですネッ!
まずキャラがオモロいんですよね、ハラセンは高校生に見えないオヤジクサイ?いやいや、落ち着いた子で。
でも理由があるんですよ。
櫛形もかわいいツンデレちゃん(*^o^*)
でもちゃーんと過去はあって・・・。
学園祭でバレエを通じて青春しちゃってて、なんか清々しいです。
やはり今読むと時代を感じる描写も多いけど、それも味かな。
笑えるしかわいいしホロリもありの良作です♪
楽しかった!