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リーマン同士の年下攻めで、H描写は作者独特で凝っています。
部下・加原祐希 情熱執着攻め×上司・惣領知幸 メガネ受け
新人は各課を2週間交代で教育を受けながら部署をまわって、それから配属先を決める仕組みになっている。
加原本人は、惣領がいる部署がいいと主張したが、新しい人を入れる予定がなく、違う部署に配属される。
仕事で実績をあげたら希望の部署に行ってもいいとの約束を取り付けて頑張った結果、惣領の所に。
仕事もしっかりやる加原を認めていたが、熱く見つめられた上に告白されて。
Hが入ってくるまでの導入部は、無難によかったです。
仕事が出来る上司の惣領と、仕事を頑張って惣領の部署に来て誠意を持って告白する後輩の加原。
そこまではいいのですが、それ以降がぐだぐだでした。
告白させてHが出来る関係になったら、その他の面はどうでもいいとばかりに、Hづくし。
まだそこまで、そのカップルに思い入れがないのに、エロだけ見せられても萌えません。
それだけに肝心のHシーンはリアル風で、作者独特のティストが出ていて凝っていました。
一度中でイった後に受けの中で回復してから、また再戦とか、フェチ心を刺激してくれます。
ただ、キャラがリーマンであるって事以外に個性がなく、登場人物に思い入れが出来なかったので、エロがあっても楽しくなかったです。
年下攻めのこまっしゃくれたエロテクが、受けとするのが男は初めてなはずなのに手慣れ過ぎていたのも鼻につきます。
セックスだけじゃなく仕事でも頑張ると言ったその口も乾かぬ間に、またセックスって手段だったのもがっかりしました。
仕事が出来る触れ込みだったのに、恋人になってからはすっかり受けが「女」っぽくなってしまったのも残念でした。
受けに横恋慕するキャラが出てきて、そいつも同類だから見せつけても大丈夫と会社の中でやり始めたりとかいう展開も受け入れられませんでした。
大人の恋愛を目指したということですが、一人よがりな子供のような恋愛だったと思います。
この話でまともにやっていることは、エロしかないです。
言葉責めで受けに言わせる言葉が具体的すぎるのも、個人的に萎えるポイントでした。
物語があってエロがあるのならいいのですが、肝心の物語が薄かったです。
雑誌読み切りで単行本未収録のSMの話がよかったので、期待していただけに残念でした。
エロ:★3 言葉責め、木に拘束してのH、中で回復してからの再度のH、エロシーンは独特で個性的
総合:★2 もうちょっとキャラに思い入れられるような個性と、山のある展開が欲しかったです。