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okazari kouhai ha ryuukoutei ni mederareru
出た時から気になっててやっと読みました。
ページを開いたら2段組!えっ!となりましたが、読み始めたら止まらない。一気読みでした!
タイトル、表紙、あらすじ、いいですよね。
女装皇帝にお飾り不憫転生者。作品情報をしっかり見てなかったので、どっちが攻め?どっち?と途中までわかりませんでした。
とにかくてんこ盛りで複雑に絡み合って。初めからずっと心の底から平和ってことがないと言うか。主に公爵と皇帝チームの戦いかな?
ユアンが本当に不憫でしたが、結婚してからリリアや仲間たちと意外と早く仲良くなって良かったです。
お互いがお互いを可愛いって可愛い!まだ18歳の皇帝と19歳の皇配だよ?お若い人同士であらら微笑ましい。
リリアに誤解され視界にも入れてもらえなかったユアンがこんなに愛されるなんて〜。
とっても読み応えがありました。
独占欲ごちそうさまでした。
泣けるけどそこまで悲惨ではなくて救われました。
今回は性別を偽る皇帝と公爵家の三男のお話です。
性別を偽る攻様の伴侶となった受様が
物語とは違うの関係を攻様と築き始めるまでと
本編幕間の短編を収録。
受様は公爵家の三男として生まれますが
仕事と遊びに忙しい公爵は受様に関わらず
本妻の義母は受様をいない者扱いし
異母兄2人には徹底的に虐められて育ちます。
受様は川で溺れて前世の記憶を思い出し
自分が物語世界に転生したと知ります。
物語は皇女である主人公が皇帝として即位し
結婚するところから始まるのですが
実は皇女は性別を偽る今回の攻様なのです♪
受様は皇帝のお飾りの夫であり
受様は父公爵から皇帝が血筋の子を産んだら
毒殺せよと命じられる事になるのです。
受様は何とかそんな運命から逃れるため
義母や義弟との関係改善や侯爵家からの逃亡を企てますが
何をしても上手くいかないまま攻様との婚約が決まり
現皇の崩御で即位式と結婚式を待つばかりに!!
受様は悲劇の最後を迎えるしかないのか!?
WEB小説サイト「ムーンライトノベルズ」掲載作を
加筆修正しての書籍化で
物語世界に転生した受様と主人公である攻様の
異世界転生ファンタジーになります♪
物語世界への転生というと
悪役令息役が断罪を回避しようとするのがテンプレですが
本作はモブ役として転生した受様が
バッドエンド回避を目指す展開でした。
物語の最大の秘密"攻様が男である"事は
攻様の側近達にとっては死守すべきことであり
政敵といえる公爵家からきた受様が
その秘密を知っているとバレれたらその時点で
エンドマークなのですから必死です。
受様は敵陣のど真ん中で
公爵家の暗殺指示を果せなくて済む言い訳を捻りつつ
自身の死への道筋も変えねばならず
受様が必死の努力して変えた言動が裏目に出たり
公爵家が意図的にながした受様の悪い噂によって
受様はかなり報われない人となっていて
どうなる事かとハラハラするのですが
皇宮での生活によって
受様の慎ましさや優しさ、不憫な過去が見えてきて
少しづつ攻様の受様をみる目が変わっていくため
攻様との関係性も変っていき
受様が受け入れられたところまで、で以下続刊です。
攻様が自身の性を偽っているため
込み入った設定での展開となっていますが
物語の強制力により受様の言動が裏目気味なのと
攻様の男ぽさが目に見えてくる様子が面白かったです。
物語の攻様の支えとなるヒロインが
また未登場なのが今後の鍵になっていくと思われますが
ヒロインに関する伏線が
受様の過去と似た状況を醸しているのも
かなり気になっています。
連続発刊ですが
お盆進攻のためかちょっと間が開きますが
下巻を楽しみに待っています (^-^)/