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ニューヨークの実業家・都築の秘書を勤めるジーン。恋愛面は非常に淡白。
身体だけの割り切った関係をもった男は少なくない。
そんなジーンは、都築との関係を失って落ち込んでいた。そこに現れたのはまるで熊のような見た目でフラワーアーティストという非対称な一面を持った男・西根。
西根は、高飛車で素直になれないジーンを寛大な心で包んでくれる存在。
そんな存在が次第に心地よくなり・・・!?
ということでですね、この作品。
ストーリーの盛り上がり的にはそんなに上がらなかったのですが、キャラクターとその動かし方がすごくうまいなとおもいました。
ジーンは高飛車な猫のような男。素直になれない。どうしても素直になることを心が止めてしまう。気持ちはわからなくない。何より、私もなかなか素直になれない。気持ち的に許せる相手には特に天邪鬼に成ってしまうというタイプなので、なおさら感情移入してしまいました(笑
逆に西根さん。この人おそろしくタイプですww
こういう人すき。
どんなにツンツンしても、ワガママ言っても「解ってるから」って顔で微笑むとか。
どんなに毒づいても寛大な心で受け止めてくれるとか。
それでも好きっていってくれるとか。
ジーンが惹かれる理由がすごくわかりました。
「寝ませんか?」
「寝るか」
この言葉の使いましがうまい。
ジーンは初体験から男を欠かしたことがない。
それなのに、西根は何もしてこない。居心地がいいからほかを探す気にもなれない。
だからといって、ジーンから誘うのも、気のない男に・・・とためらわれる。
しかし、想いあまって先にジーンが「寝ませんか」と言葉をかける。
この流れが好きです。
後半まで溜めて・・溜めて・・・溜めて・・・の想い通じての濡れ場はなおさら濃かったですね。
髭のジョリジョリも上手に生かされていてウマ。
円陣先生の挿絵もすばらしくww
とにかくキャラクターが生きた作品でした。
摩天楼~の番外編とのことですが、カップリングが違うので単品でも楽しめる作品ではないでしょうか。