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don't worry mama
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『脱がない男』のシリーズ初めの作品です。
どっち先に読んでもあんまり関係なかったな。
チビ、デブ、マザコン、我侭、低能、そして真性包茎・・・これでもかってなぐらい負の条件を満たした今蔵と、その部下の爽やかスポーツマン系な東山(真性ゲイついでに言うならショタ)が、ちょっとした手違いで無人島に取り残され、二人きりで暮らす羽目になるという出だし。
“読みたい魂”をグワシッと鷲掴みされ、ぐいぐい引っ張っていかれちゃいますよそりゃあもう。
とにかく魅力の欠片もないどころか、読んでいて殺意さえも覚える今蔵が、どんどん可愛らしくなっていくのが、もうなんかほんとにキツネにつままれた状態です。
イモ虫がアゲハ蝶に、どころか、ダンゴ虫がカマキリに!ぐらいの変貌ぶり。
こうなってくると、ブサイクな頃のイラストも見たかったですよ。見比べたいってのが人情ってもんじゃ?
当時はそういうのNGだったんでしょうかね、きっと。そう考えると、今はけっこう何でもアリなんだな~。
表紙だって、ずっと単体だと思っていたので、読み終えてから背後に今蔵が隠れていたことに気づきました。タイトルで手の部分が隠れているので余計わかりづいらいですが、裏表紙にタイトルなしの同じイラストが載っていることで、おろ?と思ったとです。
しかし30過ぎた人間は、そうそう性格まで変わらないと思うんだけどなあ、そんなことないですか?
やっぱ極限状態を体験したり、ママと決別したりで、大きな壁を越えて成長したってことなんでしょうか。ね。