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脱がない男ってタイトルとドントウォーリーママのシリーズということで楽しみで楽しみでウキウキしてたんですがこちらの口コミでどうやら主人公の攻めがめっちゃ嫌われてるんでね。
どうしようか迷って購入後も読まずにおいといたのですがある日突然木原さんを欲してしまって読みました。
オッモロー(古
なんすかこの受けは・・・・あいもかわらず前回どうよう胸糞悪い上司ですね!
こんなの受けとこんなおばかな攻めがどうやってくっつくんだよ・・・。
つうかこの攻めの単純かつ一歩間違えたら殺人事件になりかねない思考回路どうにかせい!!
いくら性格がきつい上司で読んでいて攻めに同情してたとしてもこれは無理(笑)
こいつ本当本の中の生き物でよかったよ。実際いたら困る!!
受けもかわいそうに・・・・と同情で終わる上巻です(笑)
ドントウォーリーママの主人公である裕一もちょこちょこでてくるので楽しい!!
受けを縛り上げてるのを見られ彼のおかげで甲斐谷と藤原がSMカップルって勘違いされちゃうのですがおバカな甲斐谷はそれをうまく否定できずM男と呼ばれることになる藤原がせつないです。(笑)
あいもかわらず、裕一は外面がよく甲斐谷がなついちゃうのがわかります。いい先輩だ・・・。
やっぱりこのシリーズは面白いっ!!!
下巻は下巻でイイ!!
美しき完璧男、藤原課長のキザでイヤミな言動には正直引いたけど、ドンくさい部下、甲斐谷の信じられない暴走っぷりには心底震撼しました。
自分の推す新製品のデザインが却下されて納得できない甲斐谷。
『目的のためには手段を選ばない。手段を…手段を…』
ってやることが犯罪だよ!そのシーンの挿絵はエロかったけど。
ソレをネタに甲斐谷は藤原を脅していくわけだけど、読んでる分にはこのへんはスピード感があって面白いのだけれど、いいのか、甲斐谷?
「Don't Worry Mama」シリーズの裕一や友晴が登場してからは、話がどんどんねじくれていって、大嫌いで恥ずかしい写真で脅迫していたのに何故か凄いHをしてしまう謎展開。このへんシュールすぎて笑っていいのか…
完全に読者は置いてかれる感アリ。(Hシーンは22ページ分ほどありました。えろい。)
一回Hした後は急にショボくれたワンコに変貌する甲斐谷。このあとどーなる下巻?と期待と恐れを抱きました。
それが知りたくて読んだのですが、けっこうな予想外でした。
野球小僧だった甲斐谷は、親のコネで大手化粧品会社に入社したものの、それまでお洒落に縁遠い生活を送ってきたし、仕事にも興味がなくてやる気なし。
どうにも魅力のない攻めですよ。得意の。
そしてお相手は、仕事もできて色気のある美人上司藤原。
当然女性にもてるもんだからとっかえひっかえなそんな上司が、甲斐谷には嫌味に見えてしょうがない。藤原も甲斐谷のだらしなさを嫌悪している。
藤原がエッチのときに絶対服を脱がないという噂から、甲斐谷はその理由を暴き、藤原を脅し始める。
こんな二人がどうやって、そんな仲になれるのさ?と不安なまま上巻は終わります。
しかし、魅力がないどころか、卑劣で短絡的で人として最低ランクな攻ですが、その甲斐谷をもっとパワーアップさせた悪者を出すことによって、本人にも猛省させ、良いワンコに変貌を遂げさせる。読者の私もまんまと騙され、かなり気を持たせて下巻へと導くのですよ…巧みです。
先日このシリーズの1作目「Don't worry mama」を読みまして、
その時、友晴が面白いなーと思ってたので、
まぁ「脱がない男」は読まなくてもいっかー、上巻だけしか手元にないしっと思ってたんですが、
本日ふと「やっぱせっかくだし読むかー」と読んだら、
なんなんですか!これ!
すっごい面白いじゃないですか!!!
これでもか!って位嫌な上司、藤原。
まずは売上、売上数値がすべての判断基準っという仕事の進め方をする人。
なので社員の頑張りに対し労う事もない。
言われた側はどう思うかなんて考えない、仕事は仕事っという物差しでしか部下と接しない嫌な奴。
まるで定規で引いたような人生設計を日々生きてるんでしょうね。
仕事完璧、身だしなみも完璧、恋愛は人生設計の一部っていう。
それはそれで凄いとは思うけど、私のような凡人からしてみれば「そんな人生面白いのかよ!」っと言いたくなる。
ま、凡人の遠吠えですけどね。
そんな藤原の部下、社会人3年目の甲斐谷がもう1人の主人公。
特に趣味もなく、仕事を頑張るでもなく、
出勤ギリギリ迄寝て、仕事して、帰ってコンビニ弁当食べてますっていう人。
別に打ち込める仕事がある訳でも、仕事がデキル奴でもない。
そんな甲斐谷が「いい!絶対このアイデアはいい!」っと打ち込めるものが出来て奮闘するんですが、
でもそれは上司藤原がOKしないと世に出ない。
なんとか「うん」と言わせたくて奮闘するっというのが、上巻のお話。
この部下甲斐谷が、首を縦に振らない藤原をどうにかしたくて、最後は弱味を掴むっという最終手段に出るんですが、
その最終手段は人間として最低ですね。
軽蔑もんだし、藤原が可哀想。
でも文章が暗くなくて、次から次へと「読みたい!」と思わせるものなので、あんまり引っかからず、
そこまで不快な感じはしなかったし、御都合主義的な違和感も感じなかった。
「おい、甲斐谷!それは最低な事だろ!」っと思うだけで、
心のどこかで仕事に対して頑張ってる甲斐谷を応援しちゃってるんですよね。
うーん、私も相当おかしいですね。
でも本当、冷静に考えると最低ですよ、甲斐谷。
それに対して藤原、クールに態度変えずに奮闘してると思います。
さすが定規男。ムカつく奴だけど、藤原偉い!なんて事も思いました。
そんな最低最悪な感じなので、上巻を読んでる最中では2人のハッピーエンドは全然予測がつかない。
予測がついても、「え〜、やっぱそういう感じになるかー」というよくありそうなものしか思いつかない。
なんて乏しい想像力。
木原さんだからなー、そうは簡単には持ってはいくまい…
どうするんだろう、もう何も考えずに先が読みたい!!
久し振りにそんな感覚を味わいました。
・攻めも受けもあまり好きなタイプじゃないのだけど
なんか引き込まれるのは木原マジックなのかねぇ^^;w
・気障でハンサムな上司(受け)とだらしなくてごり押し系の部下(攻め)
・木原作品にしては珍しいコメディ調かも。
・受けの下の事情から、よくこれだけ話を膨らませたなとw
・恋愛に発展しそうにない二人なのに、いつのまにやらベッドイン展開。
・だけど上司は泥酔。
・果たして、この二人、いったいこれからどうなるんだか、という
含みを持たせつつ、下巻へ。
・気になるんですけどw
総評
会社の上司と部下の関係ですが、後半までそれはほとんど変わらない。
Hへのなだれこみ方も、通常それはありえまい、と思うんだけど
なんとなく読ませてしまう木原作品。
全体的に辛らつな言葉の応酬があるので、読んでて胃にきそうな
社内事情。
とりあえず下巻に期待しつつ読了。