お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
suteteittekure
一話目だけならはなまるだったんです。
でも続きが…。
ああこのシーンを書きたくてむりくり二人を元彼のところへ
ツレテッチャったんだねってわかっちゃいました。
やっと結ばれた攻め君が不安になるようなところへ行くこと自体、
そしてふたりで怪しまれる行動をとること自体不誠実です。
そもそも、元彼君をこんな形でヒールにしたらダメでしょ
昔のことで傷ついたのはかれも同じ。お互い若くて至らなかったせい。
そのことがわかっていたから、一話では恋に心を閉じてたんじゃなかったの?
自分だけが傷ついたっていじけていたわけじゃないよね。
何もかも無くした彼もやっとりっぱに立ち直ったのに、
そのひとをこんなふうにまた踏んづけちゃって。
高遠さんはスペシャル神印がいっぱいの好きな作家さんなのですが
この作品だけちょっぴり残念なのです。
これ、絶版本なのですね…『犬と小説家と妄想癖』のスピンオフとも知らず読みました。しかもそちらは未読。
バイト大学生の隆之×アダルト雑誌の美人編集長の沖屋。
好き勝手に男を食いちらし、貞操観念のないような沖屋は、毒舌家で露悪的、よく言えば裏表がなく、他人とも距離を開けて自分のテリトリーには踏み込ませない。
気まぐれな猫のような沖屋に、優しくて真面目な隆之はすっかり心を奪われて振り回されてしまうのですが、年下ワンコもの好きにはたまらないですこういうの。
しかも、ひどい扱いをしているんだけど、実は隆之のことを大事に想っているらしき沖屋の不器用さも垣間見えてきて、二人の可愛さに胸がキュウっとなってしまいました。お母さん求心買ってきて。
このタイトル…なんだかすごく投げやりなセリフだな~と思っていたもので、まさかこんな泣いちゃうほど(私がね)せつないシーンだったとは。いやいや油断した油断した。
奔放さを装っている沖屋だけど、実際は心に深い傷を負っていて、いまだに打ちのめされたままだったということがわかるこの場面…相手を思って振り絞るように言うこのセリフにも泣けたし、年下の何も持っていない隆之だからこそ、何も怖がらずに沖屋の手を取って、そのぬかるみから引きずり出せたんだろうなあと思うとまた涙でした。
書き下ろしの続編では、沖屋の過去の亡霊とでも言いたい元彼の登場で、隆之と一緒になって心かき乱されるほど入り込んでしまいました。
一貫して隆之視点なのに、それぞれの思惑がしっかり描写されているから面白い。
本編では泣かされるほどだったのに、なぜかこのお話の方が心に残ったなあ。
それはやっぱほら、かき乱されちゃったからだね。
なんでも新装版には沖屋視点のクリスマス話が載ってるそうじゃないですか!
くっ、読みたーい!!
やっぱり、出たかというのが第一印象、
だって、以前の作品で、登場していた、編集者の、沖屋が主役。
なんだか、とてもインパクトがあって、今度この人お話ができる、
そう思わせていたから、嬉しかったです。
でも内容は、ちょっと複雑、若い水梨は沖屋に降り回されぱなし、
セフレから始まり、本当の恋になるまで、かたくなな沖屋の、
気持ちをほぐして、水梨がんばった、偉い!
後編の話は、沖屋の始め男が登場、なかなかのライバルで、
水梨、ピンチか、でも沖屋ももう、水梨の恋人として、
しっかり、信じあっていたので、マル!
いいお話出した。ぜひ読んでみてください。
『犬と小説家と妄想癖』のスピンオフ作品です。といっても、ストーリー的な繋がりは皆無なので、これだけで読めます。
もー、めちゃくちゃ良かった!
攻めの真っ直ぐさと健気さに、胸が切なくきゅううううんとなって、涙がポロン…うう、また高遠琉加さんに泣かされてしまった。
高遠さんを改めて好きになりました。
年上の女王様タイプの誘い受けと、年下のワンコ攻めのカップル。
セフレから始まる関係です。
視点はずっとワンコ攻めのほうです。
女王様受けに振り回されたり傷つけられたりしながらも、彼をただただひたむきに愛している。
どれだけカラダを重ねても、相手のキモチが手に入らないことの寂しさが、高遠琉加さんの細やかな文章で切なく綴られます。
心が絞られるような気分になりながら読みました。
あと私、高遠琉加さんの描くセックスの描写がかなり好きです。
言葉攻めみたいなものがないのが好き。
余裕がなくて一生懸命で必死な攻めに、なぜかめちゃくちゃキュンキュンしてしまう。
セフレが数人・本命は面倒だから作らない。
後腐れのないつきあいが一番。そんな遊び人沖屋が。
実は過去の辛い恋を引きずって、本気の恋に飛び込めない臆病者。
この「実は……」な、ギャップに弱い私は、沖屋にメロメロです。
年下の男の将来を考えて、自分の気持ちをセーブし、
距離を置こうとする沖屋が健気過ぎて泣けます。
そしてデキる年上の恋人と肩を並べたくて、テンパる隆之。
沖屋もたいがいレベルの高い男なのに、
おまけに沖屋の昔の男も高レベル。
そんなレベルの高い男達に並び、
追い越したいと願う隆之は、本当に大変です。
でもこの葛藤が、年下攻には必須です!萌えるんです。
隆之は悩みまくって、いい男に育って行くのでしょう。
すでにいい男への片鱗が見えていて、先が楽しみです。
とてもいい年下攻とツンデレ美人受で、萌えに萌えたお話しでした。
口が悪いが美人で切れ者編集長、沖屋は、4人の男性セフレをもつ遊び人かと思っていたら・・
恋に臆病な不器用者でした。昔、恋人に2人の関係を後悔されたという疵があり新しく恋人をつくることに臆病になり、自分に恋を告白し、沖屋の愛がほしいとせまる隆之に向けての名ぜりふが、「捨てていってくれ」なんですね。
痛い!年長者の包容力ならまだしも、職場の部下(しかもアルバイト)である隆之にはハードル高いっす!
沖屋の、「好きになりたい」、「人肌が恋しい」・・でも、もうキズつくのは恐いという心をどこまで隆之は、受け止められるか。隆之の成長記録でもある。(ちょっとオーバーでした、、笑)
ラスト決別のために、昔の恋人にあいにいきます。沖屋が分かれると決心するのか焼けぼっくいに火がつくのか、隆之でなくともドキドキです。
口の悪い沖屋の不器用さがせつないですぅ。