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恋のキューピッドになるはずが、僕が愛されてます!?
tensei shita wakiyaku heibon na boku ha, bikei daini ouji wo yandere ni shite shimatta
なるほど、これがヤンデレなのか。
長かったです。
ゲーム転生して10歳で第二王子アルベルトの従者になり初対面の時に前世を思い出すエミル。
18歳で現れる聖女とアルベルトが結ばれなければ自分も死ぬしかないシナリオ。
アルベルトが闇属性なので家族や王宮のみんなから恐れられてとっても可哀想でした。
彼のそばで寄り添うエミルが自覚なくイベントを横取りしちゃって(笑)
前半はなんとかアルベルトを聖女とくっつけようと必死なエミル。第一王子を選ばれたら悲惨な死しかないんだから!
う〜ん、アルベルトをよく見てれば闇墜ちとかないとわからないのかなあ?と。
必死なエミルに落ち着いてちゃんと見て!と言いたかったです。
聖女のマリアが良い子で良かった。
後半はエミルも自分の気持ちにだんだん気がついてきて…。でもアルベルトにはすごく好きな人がいるって言ってた!と。
8年の道のりでしたが終盤のアルベルト視点で、何年も前からエミルとずっと一緒にいるために努力してたアルベルトがすごいです!
ていうかあのプレゼントのペンダント!そうだったの〜?
ヤンデレの意味を味わえました。
エミルと二人きりになりたくて、ずっと一緒にいたくて子供の頃から計画を着々と進める攻めに、明かされた時はゾクゾクと萌えました。
イラストのアルベルトが怖いので表紙で損してないか心配です。
闇を抱えた乙女ゲーム攻略対象の第二王子「アルベルト」×ハッピーエンド以外死亡してしまう従者に転生した「エミル」
えちち度は少なめ。基本的にエミルとアルベルトが付き合うまでにフィーチャーしているので、キスなどもほとんどありません。転生あるあるな、なんか知らない間に急に溺愛というわけではなく、なぜアルベルトはエミルを好きになったのか、溺愛するのかも丁寧に描かれています。
付き合ってないのに溺愛してくるアルベルトと溺愛に気づかずアルベルトをヒロインとくっつけようとするエミルのお話です。
基本的にエミル視点で物語が進むので、アルベルトの溺愛は分かりづらい、、、
後半でアルベルト視点になると読者は「お前〜!!!!そんなことしてたんか〜!!!」と感じました。
転生あるあるの嫌なキャラがほとんどおらず、スラスラ読めるので、アルベルト視点を読んだ後にまたエミル視点に戻って裏を感じながら読み直したり。
私はとても好きな作品でした。