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帯『情熱の城で、愛は蕩ける。』
駆け出しの舞台俳優・泰章[受]の舞台を偶然見に行って彼に一目惚れした、演劇応援にも力を入れている財閥の孫の尚比古[攻]
尚比古はなんと、劇団の清掃員として潜り込み泰章に少しずつ近付いて行きます。
会社の仕事はいいのかーーとかちょっと思っちゃったんですがまあその辺は深く気にせず読み進めますです。
そして泰章は新しく大きな役柄を貰うのですがそれが恋をする吸血鬼役で、どうやっても上手く演じられず演出家からも駄目出しの嵐でついには「5日間練習に出てこなくていいから役を考えてこい」とまで言われてしまう始末。
悩む泰章に尚比古は声を掛け、泰章の悩みを聞き、それならばと彼を連れて行ったのが己の別荘。
安曇にあるんですが普通の別荘じゃありません、何と城です。
最初あらすじ読んだ段階ではきっとヨーロッパの古城にでも連れていくのかと思ってたんですが、まさか国内、しかも安曇だったとは!!
ちょっと意表をつかれました。
内装もアンティークで揃え、庭園には薔薇が咲きほこりというまさに孤独な吸血鬼役を演じるにはもってこいの場所。
現代をは思えないその別荘で過ごしながら、次第に役作りを掴みつつある泰章。
そして尚比古というと、甘くちょっとクサい位の言葉で愛を囁き口説き落とします。
城の中で繰り広げられるラブロマンス。
その甲斐あって泰章は吸血鬼役を見事に掴み、劇も成功。
後半は泰章の友人で同じ舞台俳優でもある男が、尚比古が生方家の人間だと知り、後ろ盾欲しさに近付こうと企みますがまあこれは割にあっさり。
むしろ泰章の反応の方が過敏過ぎるというかちょっとヒステリックっぽかったかも。
まあ直ぐに甘々になってハピエンなんですけどね!
ストーリー的には特に特筆すべき事はないかなあ。
安曇の城にびっくりした!って位です。