千年恋舞

sennen renbu

千年恋舞
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×26
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
41
評価数
12
平均
3.5 / 5
神率
8.3%
著者
生野稜 

作家さんの新作発表
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イラスト
稲荷家房之介 
媒体
小説
出版社
リーフ出版
レーベル
リーフノベルズ
シリーズ
千年恋舞
発売日
価格
¥850(税抜)  
ISBN
9784434068362

あらすじ

特異な能力を持つ九鬼神一族の一人であり、神楽舞の名手でもある斎は、従兄弟の鎮と仲良く暮らしていた。しかしある日、異界に迷い込んだ斎は、妖しくも美しい異界の支配者・九重丸に出会い、花嫁に選ばれてしまう!!鎮のことが好きなのに、なぜか九重丸の懐かしさと愛おしさに感じてしまう斎…。毎夜繰り返し見るのは夢?それとも過去の記憶?―想いを紡ぐDESTINY LOVE。
(「BOOK」データベースより)

表題作千年恋舞

妖狐
神楽舞の名手(15歳)

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数4

マモちゃん は やだなあ。

稲荷家先生の挿絵とファンタジーらしいところでGET。
いざ手にしてみると、げ、なんだかショタっぽい  と躊躇。
放置してましたが、そろそろ今年も終わるし、
本棚絶賛整理中 で、いよいよ手に取りました。

ショタだし、受けが甘えてやがる 的な感じがありましたが
(タイトルは、受けさんが幼馴染を呼ぶ時の呼び方。
 お前なあ 15歳だろ、もちょっとなんか違う呼び方しろよ 
 と言いたい気持ちでいっぱい。。。)
やっぱりファンタジーもの、どうなるどうなると気になり
(結構色々ある。適度な速度の展開に感じました)
ついつい読み進んでしまいました。
BL的きゅんポイントどうこう というより、お話として萌。

身体損壊的なものはあまりなく、痛くて読めん ということはなかったです。
ただ受けさんが前世でひどい目にあってるので、(具体的描写はあまりない)
そういうのがぴっとでも嫌 というかたはダメかも。
ああ、転生ものがだめな方も ダメっすね。いっぱい転生してるし。

攻めさん 耳、しっぽありですが
私の大好きなしっぽ布団!的なもふもふシーンはなし。
妖力を表すためだけに記載されてると思った方がよいかと。

あと、語り口が、きびきびしてる というか
あまったるい感じはあまりない気がする。
なので、さくさく読めちゃう。

当本ではくっつくまで。
仙化恋情 では 姑が出てきます(笑)こえー。
私は仙化恋情の最後にあった稲荷家先生のショートが好き。
もしこれ読んで、読んでもいいかも と思った方は、仙化恋情もTRYしてみてください~

0

話も絵も全部が美しい

この作品読み始めた時、完全に地雷踏んじゃったと思いました。
受の斎(いつき)が完全なショタだ……と、凹んだんですが、そんなこと思ってすみませんでした。もの凄く感動しました。

和風ファンタジー
呪術に結界、舞の世界

と、きらきらしく、ちょっと敬遠してしまいそうな設定なんですが、絵が猛烈に綺麗なので、話をかなり助けてます。
千年の時を超え、幾度も転生を繰り返し、古の約束を守る斎と九重丸の深い深い、それはもう深すぎるほどの愛のお話です。

初代のイツキ、そして2代目の五木のエピソードに滂沱の涙。
九重丸の不器用な愛し方がもう、せつなくてせつなくてせつなくて……ティッシュ箱抱えて読む羽目になりました。
耳はふさっとしてるし、何だか尻尾はやたらもふもふしてて柔らかそうだし、そのくせ喋り方が妙に古風で、というアンバランスな美しさ漂う九重丸の魅力に惹き込まれます。

この攻、好みすぎる。

1

こういうの好きなんです。

和風ファンタジー・輪廻転生ものですね。最近なぜか、こういった(和風)ファンタジー系統の中でも気に入ったものを絶賛読み返し中なんですが、これはかなりよくできた作品だと思ってます。とても面白かったです。

もともとファンタジーBLは好きなんですが、『和風』はともかく、『転生もの』は特に好みというわけではありません。スパンが長くなり、(転生した)キャラクターやいろいろなことが錯綜してくると、説明がくどく感じたり、ストーリーに入り込めなかったりすることがよくあるんですよ。その点、これは大丈夫でした。

生野さんは、お話(設定)作りがホントに上手いと思ってます。いや、アイデアがいいのかな。それなのになぜ『神』じゃないのかというと、あくまでも主観でしかありませんが、ちょっと文章が残念だな・・・と感じる部分があるので、1つマイナスしました。

斎・鎮(斎の従兄)・九重丸の三者の関係が、ぎりぎりまでどうなるのかと思っていましたが、・・・そうだったのね。
あと、異界の脇のキャラクターが味があってよかったです。中でもアオはいいですね~。

それにしても、稲荷屋さんのイラストがとても素敵でした。特に九重丸。別に『ケモミミ萌え』なんてものはないはずの私でも、『ミミいいよ!ミミ~っ!』と思っちゃいましたよ。

1

和風ファンタジーってすてき

この作家さんにはまって本を探しているうちに行き当たったものです。続きの本も面白かったのでそのうちレビューさせていただきますが、まずありきたりの設定でなかったのが、最高でした。輪廻転生した斎が、前世を思い出す課程で、自分の自我を引き裂かれて苦しむシーンが何とも壮絶で。過去の残酷なシーンよりも胸を打ちました。自分は誰だと問いかけながら、結局愛しいものが誰かを見つけたときに、斎に集約していくところが、胸を打ちます。
また、九重丸は千年も生きているせいか見かけはどうでも、中身はエロオヤジ、いやエロキツネのところも萌えツボです。しかも麗しい平安衣装が雅できらびやか。
廃刊で古本でしか手に入りませんが(電子配信はされてるようですけど)、読んで損はない話でした。

3

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