お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
yoru ni mau usubeni no hana
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
「夜に薫る純白の花」が面白かったので続けて読みました。
これ単体でも読めるようになっていると作者さんは書かれていましたが、私は前作から読んだほうが楽しめると思います。(その方がこの二人を好きな状態で読みはじめられると思います)
肝心の内容ですが、前作がインパクトのあるお話だったのでこちらはやや大人しいかな、という感じでした。後日談のような感じですね。
一葉の兄弟やら母親が出てくるという衝撃的な出来事はありますが、あんまり大事にならないうちに収束してしまったというか、前半はけっこういちゃいちゃした日常のようなものが続きます。
あんまり大変な展開が起こっても困りますが、前よりはあっさり収まる内容でした。
しかし、やっと会えたと思った肉親があんな人たちで、一葉がかなり不憫でした。でもその分、宏晃に出会えてひきとられた事がどれだけ幸運だったか感じられて結果的にはよかったのかもしれません。
今回はかなりHシーンが多いです。
もちろんHシーンは嫌いじゃないし、二人とも好きですが、そもそもそんなに分厚い本じゃないので、二人のその後の後日談でラブラブHシーンが多いよりもストーリーがも少し見たかったなあという感じだったため今回は星3です。
この二人は今後、もう何があっても揺るがないで一緒に暮らしていくんだろうなあと絆を確かめ合ったようなストーリーでした。
「夜に薫る純白の花」の続編になります。
前作から3年。家で大学受験の準備をしていた一葉が大学生になるところから始まります。
宏晃のために弁護士になる、という希望を抱いて入学した大学で一葉の出生の秘密が明らかに。
同級生の知り合いの先輩が「お前によく似たヤツを知っている」と言って無理矢理その人物に会わせたことから事件が起こってしまいます。
そんな感じで、前作も切なかったですが、今回も切なかったです…。
子供は親を選べないとは言いますが、揃いも揃ってとんでもない親に祖父……。
そんな人間の間で辛い思いをして飛び出してきた一葉ですが、実は宏晃もとっても切なそうで。
ラスト近くでは宏晃の気持ちを考えて涙が出そうになりました。
これでシリーズは終わり?のようですが、今度こそ二人で幸せになれるかな、というラストでした。