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言い訳のように説明してしまえば、
これはいちおう、刑事ドラマの類なんです。
内容はともかく、設定だけは確実に。
主役・受様は、ごく普通にそこそこの正義感のある刑事。
普通に体育会系的男っぽい職場。(←警察なんだから、当然だわな。)
が…気づけば、話のスケールが異様なくらいにデカくなってる。
ICPOが出てきたり、殺し屋さんが横行したり。
主役・受様は、決して線の細い心根の受キャラではない。
普通にやんちゃな…まぁ健全男子の範疇だと思う。
が…この異様なまでの流されっぷりって、どうなのよ?
潜入捜査のためなら、後先考えずバージン捧げるってワケ?
…っていうか、アンタ、最初から最後までヤラれっぱなしじゃないのよぉ!
そう…最初から最後まで、無駄に無駄にお色気シーンが多すぎる。
もはや刑事設定なんて、必然性あったのか(?)なくらいに。
極めつけは、プールサイドで乳首にローターという、
多分にAV的なHシーンなのだが。。ここまでする必要、あっただろうか?
エロいのがお約束なのはBL界の常識。
でもエロければ、どこまでもヤッちゃって良いかというと、
ことこれに関しちゃ~本当にいろいろな意見がある。
エロくてなんぼの「ピアス系」もあれば、
センシティヴが売りの「ディアプラス系」もあるのだから。
どんなに綺麗でも、全員が全員拍手喝采するわけじゃないのがBLのエロ。
でもでも私は…今回、心ならずも萌えてしまった。
それは…やたらエロエロしてるこのお話の挿絵が、
異常にノーブルな絵柄だったから☆
やっぱり萌えの基本はギャップなんだよね~と、改めて思う。
宮川先生の作品は結構好きです。
読めば、絶対に宮川作品だ!
と分かる、先生の徹底している位、とんだ激甘エロっぷりは、先生の濡れ場シーンに対する熱い意気込みを感じさせてくれます。
特にオオカミシリーズのおバカエロさ加減は最高です。
そんな場所で、しかもそんな態勢で無理でしょう⁉︎
と思いながらも、毎回いろんなシチュエーションで頑張ってくださって飽きさせません。
その意外性は、腐女子の妄想と理想を思う存分刺激してくれて、萌させてくれるので、毎回作品を読むのが楽しみです♡
(でも…先生の新しい作品とはもう出会えないと思うと、とても悲しい気持ちで一杯です)
謎の男•桐澤 × 刑事の谷岡
潜入捜査中のデンジャラスラブ!
国内に持ち込まれた拳銃の行方を捜査をするため、潜入捜査する谷岡。
有力な情報をえるため、怪しい危険な男桐澤に近づき…流れで一夜を共にします。
処が…それきりだと思っていたのに、谷岡の危機に再び桐澤が現れて…⁉︎
インターポールから殺し屋まで、どんどん事件は膨らみ、巻き込まれていってしまう訳なんです(笑)
さあ、鍵を握る桐澤の正体は?
これは読んでいたら予想はつきます。
ただ、凄くネタバレになるので一応ここでは伏せておきます。
桐澤が男前の強引な攻様で、谷岡も男前だけど、危なっかしさがほっとけない受様。
宮川先生は刑事ものを描かれる事が多いんですけど、今回も潜入捜査という美味しいシチュエーションに絡めて、バリエーションたっぷりにエロも頑張ってました(笑)
緊迫したシーンにも関わらず、思う存分突っ走ってます!
でも、今回は少し走り過ぎた感が強かったかも。
私の中での先生の良さは、濡れ場だけに走り過ぎる訳でなく、せつないストーリー性や、ジーンと泣けるシーンも組み込んでくれている展開が好みなので…。
もう少しエロを抑えていた方が、面白い設定がいかさせたかな〜と思いました。
これを書くと、評価は分かれそうですけど!
結構微妙過ぎるシーンが出てきます。
屋外のプールサイドで、谷岡を裸にしてロープで木に縛り上げ、オモチャ攻めにして、それを観ながら楽しげに泳ぐ桐澤!
しかも真昼間(笑)
この他にもたくさんエロシーンが出てきます!
あなた達、本当に仕事してるのか?
不思議に思うくらい(笑)
谷岡もされて結局は喜んでいるから、人の愛情表現は色々あって奥深いな〜とも思いました。
でも、流され過ぎている印象の方が強くて、私的には萌えツボ率は、いつもよりは低かったかもしれません。
刑事ものといっても、エンターテイメント性の強い内容なので、シリアス重視の方には今一つかもしれません。
エロエロが苦手な方もご注意を!