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shinju to canary
ジャンルは、誤解&すれ違いものです。しかもショタ、女装つき!
どうしてショタには女装がつきものなんでしょう。(-ω-)/
明治初期の設定には、必ず着物、しかも振り袖とか派手な着物を着せるものが多いような気がしますが、これもお約束どおり着物がでてきます。
着物がはだけて・・も、お約束ですね。。f^^;)
伏線があって、幼い頃にもう一度会おうと約束しあった仲なのに、お互い気づきません。最初の数ページで読者は気づくというのに。。こいつら、気づきません。
主人公千冬は貧村で育ち読み書きもできないの上に、心因性の失語症になってしまうので、余計にお互いのことを伝えることができません。BL版人魚姫ですね。
後半、嫉妬にくるった玲人にレイプされるあたり、ただれたお伽噺になっていますが・・笑
すれ違いスキー、身分違いの恋スキーには、あたり作品だとおもいます。
ただ・・明治初期の華族との身分違いの恋って、ちょっとアラブと似た匂いがして気恥ずかしさがありますが。。アラブものが好きな方は逆に気に入って頂けるかもしれません(* v v)。
王子様の口づけで声を取り戻す、そういうロマンチックな場面はなく
ひどい再会の仕方で、そこで初めて受けと言葉を交わすことになるんで
どっちかといえば、ひどい取り戻し方なんですが、
受けと攻めとが出会う場面が童話のようで好きです。
途中にBLにおいての最大の敵(と勝手に思っています)、
攻めの許嫁が出てくるので、ほのぼのしていたと思ったら
次のシーンで邪魔して来たり、空気をぶち壊したり、
さんざんな行いによって、ちょっと嫌な気分になりましたw
前半は少しずつ心を通わせていき、良い雰囲気になるんですが、
受けが連れ去られてからはひどいものでした・・・。
最後はハーレクインのように、身分違いの恋なんですが
成就して幸せになれたので、良かったと思います!
作中の犬が賢くて、しかもかわいいので好きです!
お兄様は大変かっこいいのに、
どうしてあんな性格の妹になってしまったのかが残念です・・・。
ただし、BLにおいてのスパイスなのでいい働きだったと思いますw