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hadashi no tenshi
原作既読です。
こちらのCDはキャスト様が発表になった時から楽しみにしてました。
どのお芝居も外れなしの阿座上さんに、お相手もBLCDには沢山出演されてる斉藤さんとの組み合わせなので期待しかありませんでした。
こちらはちょっとファンタジックなお話ですが、天使のベニ―の浮世離れしたつかみどころのない感じを斉藤さんがとてもチャーミングに演じられてるし、靴職人でゲイのターナーを阿座上さんが素敵に演じられていて、大きな出来事は特に怒らないけれども、日常を丁寧に描いているところが良かったです。
二人共恋愛にはちょっと不器用なところがあるけど、徐々に心を通わせるところが無理なく描かれているところが特に良くて、優しいお話です。
何回も聴きたくなります。
原作も素晴らしいので是非。続巻も音声化してくれたら嬉しいなと期待を込めて。
原作既読、好きな作品です。
斉藤さんと阿座上さんのファンなので、発売を楽しみにしていました!(長文レビューで失礼します。ネタバレは少なめです)
【キャストの演技について】
●ベンジャミン(ベニー)役の斉藤壮馬さん
ベニーは元天使なので、原作でもちょっと浮世離れした人物。少し淡々とした、辿々しいような演技で、これぞベニー!と思いました。どことなく幼さも感じる演技で、少し可愛らしくてほっこりします。
キャストトークによると、ベニー役はとても難しかったそうです。見事に演じてくださって感謝!
●ターナー役の阿座上洋平さん
ターナーは原作では常識人で優しい人。
本作では、阿座上さんの普段の声のトーンそのままで、中低音ですごくナチュラルに演じられていて、ターナーにぴったりと思いました。
個人的に、阿座上さんの自然な感じのお芝居に今はまっているので、そんなに自分にもぴったりでした!求めていた演技!ずーっと聴いていたい感じです。
お二人とも、ベニーとターナーがここにいる!と感じる、素晴らしい演技でした。感激です!
【作品について】
収録時間: 75分47秒(1枚)
音声のみで数回、原作片手に数回聴いてみました。
原作からの抜けは一切なく、本編と描き下ろしを、忠実に音声化しています。音声だけでわかりやすいように、ちょこちょこセリフ追加もされています。丁寧に制作されていると感じました。
静かで穏やか、淡々とした雰囲気で、原作の静謐な世界観が、とてもよく表現されているな
と感じました。
聴き心地がよくて、聴いてると気持ちが落ち着く感じで、ずっと聴いていたくなる作品です。
これから何度もリピートしそうな予感がします。
時々原作と一緒に聴かないと物足りなさを感じる作品がありますが、本作は(私にとっては)そんなことは全くなく、このCDだけでとても心地よく聴いていられます。
もちろん原作を読みながら聴けば、人物たちの解像度が上がるというか、原作をより楽しめると感じました。
濡れ場は原作同様少なめではありますが、キスシーンのリップ音や、お二人の息の合った色っぽい演技に大変満足です。
静かなBGMも、作品の雰囲気に合っていてとても素敵です。
本編にはキャストトークなし。
【アニメイト特典ミニドラマCD】(約22分)
ミニドラマ3作と、斉藤さん・阿座上さん二人のキャストトーク(約12分)。
ミニドラマは、コミカルだったりほっこりしたりするお話でした。特に1話目が面白くて大好きです!お二人の演技が絶妙で、何度聴いても声を出して笑っちゃいます!
キャストトークはなごやかな雰囲気。
このお二方のトークではいつも感じるのですが、今回も作品に真摯に向き合っているのをひしひしと感じられるトークで、聴いていて幸せな気持ちになります。
本作は久々にキャスト全員で収録できたそうで嬉しそうでした。
お二人が共演されている別作品のトークでも言っていましたが、二人はリズムが合うとお話しされていて、楽しく演じられいるのを感じて、嬉しい気持ちになりました。
聴いていて楽しいトークで、何度も聴き返してしまいます。
【描き下ろし小冊子】(漫画は8ページ)
5話から数日後の二人。イチャイチャしてる二人です。キスあり、濡れ場なし。
驚いたのは1巻から、結構絵柄が変わっていることです。2〜3巻は未読なのですが、絵柄が少し変わりましたね。私は1巻の絵が好きだったので、少し残念でした。
原作好き、キャストファンとしては、大変満足感の得られる作品でした。
特典CDもとても良かったので、原作やキャストファンの方には、特典CD付きをおすすめします。
原作は3巻まで出ていて、主演のお二人も続編に意欲的だったので、ぜひ続編も聴きたいです!
原作既読済み。原作ファンです。
ドラマCD化を聞いた時、この世界観を、音だけで表現できるのか?
変に安っぽくなったら、嫌だな、、、と思っていました。
そして、キャストを聞いて、はいはい、安定なとこを持ってきたんですね、、、と少し冷めた目線で見ていました。
イメージとしては洋画の吹き替えのようなイメージでしたが、ベニーの声の想像が出来ませんでした。天使でもなく、人間でなく、元天使の声、、、。
あの繊細で味わい深い絵柄で描かれるからこその、ベニーの愛らしさ。
文字で読むからこその実在感の無い人物像。
そこに肉声がついてしまったら、なんか違う!ベニーでなくなる、と思っていました、、、、、、、、が!
いやー、本当に感服致しました。感動しました。
ベニーでした。天使でなく、人間でもなく、「元天使」の愛らしいベニーが喋ってい
ました。生きていました。
正直、視聴を聞いた時、ターナーはもうピッタリ!そうそうこの、洋画の吹き替えの自然な感じ!と耳にスッと馴染んだのですが、ベニーに違和感を抱きました。
意外に低くて、天使っぽくない、、、と、、。でも、そうなんです。天使じゃない、人間にもなり慣れていない、青年なのです!
そして、CD全編を聴いてみたら、本当に全編、素晴らしかった!
ターナーはこれぞ、ターナー!というような温かみのある、自然な声音、洋画俳優の吹き替えのような語り口で、本当に洋画を聴いているようでした。
そしてベニー。聞けば聴くほど、天使でもなく、人間でもない、愛らしい青年の声と語り口。はだしの天使の世界観の根幹を担うキャラクターとしての役割を十二分、いや、一万分も満たしていて、野ノ宮先生の描かれたベニーがそこにいました!
二人の抑えた演技、繊細な世界観の描き方が素晴らしくて、ああ、なんていいドラマCD化なんだ!と、最初の疑念が吹き飛びました!
また、街の雑踏、音楽、猫ちゃん!細やかなシチュエーションの音も丁寧に作っている印象で、上質な映画でした。本当に聞けてよかった。
キャストも人気者を集めたんでしょ?とひねくれた、見方をしていたのですが、これは、お二人の抜群の演技力とバランス感覚が無ければなし得ない世界観でした。
実力があるからこその、大抜擢ですし、売れっ子さんなんだな、と、当たり前のことを改めて実感しました。
ぜひぜひ、2巻のCD化もお願いします!
原作全巻既読です。原作の繊細で、風景画のような、彼らの生活の景色を眺めさせて貰っているような、静かで淡々としながら温かな、あの雰囲気をどのように音声化するのかと思っておりましたが、期待以上の完成度でした。
まず、ベンジャミン役の斉藤壮馬さんですが、落ち着いた低めのお声がとても良かったです。浮世離れした雰囲気をお声だけでもここまで表現できることが凄いと思いました。105歳という年齢だけみると年上受けですし、落ち着いた感じもありつつ、「元天使」ということで、未知に対する無邪気さで大人を振り回す幼さも感じ、年上感と年下感の両面があるように思わされ、甘えたくなるような甘えさせたくなるような絶妙なお芝居に感じました。とても魅力的なキャラクターとして表現されていました。
次に、ターナー役の阿座上洋平さんですが、優しく穏やかなトーンで、良い意味で普通なお声がとても良かったです。ベンジャミンが浮世離れした雰囲気のため、そこに対する「普通の人間」と言いますか、普段からそこに居るような実存感のあるお声を感じられて、凄く好きでした。道で元天使を拾う形になるわけですが、拾われる側として、この人ならついて行っても大丈夫だろうという安心感や信頼感を持てると同時に、ただ優しい人良い人だけで完結せず、自身の性質に後ろめたさをもつような、及び腰がある様子も感じられるお声とお芝居に思えました。とても人間らしいけど生々しすぎないキャラクターとして表現されていました。
彼らの掛け合いが心地よく、耳に優しく、とても聞きやすいからこそ、安眠導入剤にもなり得そうなとても染みわたるお声たちでした。続きのお話も音声化の機会があると嬉しいです。
私はBLCDって原作未読で聴く時もあるし、大半が未読で聴いても十分楽しめて満足できるものだと思ってるんですけど、たまに原作未読では原作のよさが伝わりにくい作品もあると思っていて。
こちらは未読だと勿体ない部類のCDだと私は思いました。
私は原作既読だったんですが、読んだのがだいぶ前でどうやら記憶が薄れてしまっていたみたいで。
1回目は読み返さずそのまま聴いたんですが、自分が音だけでは十分に理解が及んでないのを実感し、もう一度原作を読み返してみたら、あぁこういうシーンだったのか!こんな情景は頭の中に浮かんでなかった!という箇所が沢山あって。
読み終えてから再び聴くと、薄れた記憶で聴いた時とは全然理解力が違いました。
音で理解しやすいようにセリフの順番を入れ替えたり、絵がないと分かりにくい所に説明台詞を足して伝わりやすいようにはしてくださっていたんですが...個人的には原作既読で聴くのがオススメです。
内容については、原作に忠実とまでは言えないけど、ほぼ原作通りの作りです。
お話に影響はないのですが、物語冒頭の足を採寸しながら年齢の話をするシーンが重複するシナリオに変わっています。
あそこは原作のままにしておいてくれた方が私は好きだな。
あと、トラック4の頭は原作では濡場のワンシーンが入るんですけど、省かれています。
その代わり濡場に自然に組み込んでありました。
音ではこの方が分かりやすいと思ったので、こちらは納得。
阿座上さんも斉藤さんも声を張る感じではなく静かに演じられています。
斉藤さんはちょっと浮世離れした不思議さんな感じが伝わってくる絶妙さで、阿座上さんは穏やかに丁寧に演じられていて、ベンジャミンとターナーにとてもよく合っていました。
BGMもささやかに聴こえるくらいの音量にしぼってあるので、BLCDなんだけど落ち着くCDです。
エッチシーンは1回だけあるんですが、原作もそうなんですが最後まで終わる前にフェードアウトします。
控えめですので濃厚な物を求めている方には不向きかもしれません。
すごくピュアで、静かに優しく進むお話です。
評価は悩んでいて。
寝る前のリピ率が高くて気に入っているんだけど、BLCDとしては萌かな。
でも、ドラマCDとして考えると萌2。
とりあえず萌2に近い萌で投稿させてもらいました。
アニメイト特典ミニドラマCDはspecial episodeが3本とキャストトーク。
special episodeはコミックス1巻のアニメイト・コミコミ特典とコミックス2巻の描き下ろしエピソードの内容で、どれも本編と繋がりがあります。
トークCDでの阿座上さんの「テーブルに置いて拾う」っていう表現にはなるほど...!となったし、「ちょうど冬で...」というお話に激しく同意してた斉藤さんも可愛かった。
おふたりとも原作の理解が高くてファン並みのトークをしてくださるので、キャストトークCD楽しかったです。
ご興味ある方は聴いてみてください。