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reihaido no midara na asobi
設定がヘンテコなのに、するっと飲みこめるのは、鈴木あみさんの文章が上手いからだと思う。これってなにげに稀有な才能だと思う。
主人公は清春。
清春は、選挙で選ばれた副会長の深芳野から生徒会長に指名される。犬猿の仲のはずなのに。
清春には、「触れると相手が自分に好意を持ってるかどうか分かる」という特殊能力がある。でも好きな相手の気持ちだけは分からない。その能力をとあるきっかけで深芳野に知られてしまう。
この二人は相思相愛なんだけど、清春は「深芳野が自分を嫌ってるのを知りたくない」と思い、深芳野は「自分の気持ちを知られたくない」と思って、お互いに相手に触れないよう気をつけるんです。
勘違いが勘違いを生む構造のストーリーです。
読みやすくて面白かったです。
ただ、私の萌えポイントからは少しズレてたのが残念。
礼拝堂セックスとか、生徒会長と副会長という関係(実力者は副会長)みたいのに萌えないもんで。裏を返せばそういうのに萌える方にはオススメです。
生徒会副会長の選挙に出馬。清春は深芳野にやぶれるが、副会長が会長を選ぶことが出来て清春は生徒会会長になる。
学園で、売春しているのを、調べるうちに清春がねらわれるが、副会長が助けてくれる。
副会長と清春が・・・
身体をつないでいく。
鈴木先生の俺様攻めが好きなので、買いました。
ミステリー的展開は面白かった。けど、いまいち萌えられませんでした。
理由は二つあると思います。
①攻め・受けに興味がわかない
②盛り盛り設定
攻めは俺様キャラなんだけど本当は……、というわかりやすいキャラクターで、癖がない。でもその代わり、目立った個性もないように感じました。テンプレ的というか……。
攻め視点の章があればまた違ったかな、とも思います。
また受けも、美人設定なのですが割とキャンキャンうるさいイメージ。そして思考回路が単純。
ということで、メイン二人に興味が湧かなかった。
また設定も、犬猿の仲・主従(攻めが受けに忠誠を誓う&俺様攻めとこき使われる受け)・生徒会・受けは学園のクイーン、と色々盛り込んであるのですが、どれも展開性に乏しいので、広く浅く盛りましたという感じがしてしまって。
生徒会も攻め・受け以外出てこないし。
これはさすがにいらないんじゃないかな、と思ったのは、受けが魔法が使えるという設定。そのせいで、学園要素とファンタジー要素がごちゃまぜになった気がしました。
切なさ等の感情面も、鈴木先生にしては、深められることなくあっさり決着がついたなという気がした。
先生らしい作品を読みたいと思って読むと「アレ……?」となりますが、深いことを考えず、軽い気持ちであっさり読みたい時にはいいかもしれません。