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nemuranai kedamono
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
『ケダモノ』シリーズ5作目です。
なんか今さら過ぎますが(今までも散々言ってはいるけど)、メインキャラクターの一明(攻)と連太郎(受)がまったく好みじゃないんですよね~。
特に、この2人の所謂『おしおきH』シーンは読むのが苦痛です。
イヤ、別にすごい無茶してるんじゃないんだけど、とにかく『好きだから苛めたい・苛める』っていうのが大ッキライなんですよね。
このシリーズ、サブCPの秀華(一明の従弟)と李(一明の父親の秘書)だけを目当てに読んでるようなものです。
ゴールデンウィークに『出逢って1周年記念』の旅行の約束をしたものの、ちょっとしたことでいつもの如く一明におしおきHされて怒って『旅行は行かない!』と言った連太郎。
部屋に帰ると、なぜか秀華が(ベッドや荷物と共に)居座っていたんです。
李ともう1か月連絡が取れない、何かあったんじゃ・・・と心配する秀華。
秀華は、訪ねて来た一明に『李は香港から出ていないが、組織に危機が』と聞き、李に会うために一明に香港へ一緒に行って欲しいと頼んで拒否されます。
それに反発した連太郎が『俺が行ってやる!』と言い、連休にひとり香港へ向かうことになったと思っていたところ、飛行機に一明が現れて・・・
結局、連太郎は腹黒従兄弟コンビ(だからといって示し合わせたわけじゃなく、謂わば暗黙の了解で?)の思う壺だったと。
まあ、それはもうシリーズのお約束ってことですね。
経過はどうあれ、香港に来た一明と連太郎は秀華の家の別荘(李と秀華が出逢って過ごした場所)へ。
一明が組織のボスである父親に李の居所を聞きに行き、その間連太郎は秀華と別荘に残ることになります。
そこへ秀華の母親がやって来て、連太郎に一明と別れるように言うんですね。それも『男だから』ではなく『日本人だから』という理由で。
一明の母親も日本人で、彼女が亡くなったことが一明と父親・組織との確執に繋がっているようなんです。
しかし、連太郎の独白が『いつの間にそこまで!?』と思うくらい一明にラブラブだな。
そして、李の居所を調べて別荘へ戻って来た一明は、プールの中で連太郎とHです。
口絵が水中Hって感じだったから、まあそう来るかな~とは思ってたけど。
それにしても、この巻シリーズ比でもH多い気がしました。
イヤ、でもそんなことよりこちらでいちばんの衝撃は李でしょう。
連太郎と秀華は、一明に連れられて予告なしでいきなり現場で仕事中の李の元を訪ねたわけですが、そこにいたのは普段の礼儀正しいスーツに眼鏡のクールな秘書ではなく、別人にしか見えないほどのなんともワイルドで粗暴な李だったんですね。←挿し絵の眼鏡なしのワイルド李がすごくカッコいいんだよ!
しかし、連太郎はともかく『10年愛』の秀華も、そういう李のもうひとつの(真の?)姿をまったく知らなかったというのが逆に驚きです。
ところが、複数の組織同士の抗争の中で連太郎の身代わりに秀華が攫われ、3人があとを追って・・・
いつも冷静で『機械のよう』とさえ評される李が、死にかけていた秀華に取り乱して必死になっているんです。
初めて李の本気が見えたよ。それだけでも読んだ意味はあったと感じました。
SS1編目『Sweet or bitter』はバレンタイン。
非常にしょーもない(と言うか笑える)、でも本人たちは切ない気持ちのすれ違いです。
そして、和解したあとは・・・
2編目『Love:for 48 hours』は連太郎の21歳の誕生日。
これは、連太郎じゃなくても想定外だ・・・
巻末1ページコミック『ケダモノinパラレルワールド』は『忍者もの』です。
秀華が出てないのがちょっと残念(李はチラッと出てるけど)。