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appartement no ouji
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
このシリーズはお父さん(もしくはお母さん)が
亡くなっている事が多いというのに気付きましたが
父の代わりに遺志を継いで仕事を頑張るのは素晴らしいことだと思います。
ただ、今回の優一が本当に優しいんですが
自分を犠牲にしてまでも人の為に行動することで
君の幸せとは一体…と苦しくなりました。
相手の気持ちがプライスレスというのもあるんでしょうけど
なかなかここまでしてあげられないですよね。
「自由になりたい」と酔って世羅こぼした本音はとてもよくわかります。
兄弟が多い長男の葛藤は読んでいるだけでもしんどくて
ここまで人に尽くせるものかと胸が痛みます。
クリスマスプレゼントのシーンだなんてボロボロ泣いてしまいました。
でもコミカルさで笑わせてくれたり
人情でほっこりさせてくれたりと
幸せの余韻が残る読後を用意してくれている榎田さんの作品が大好きです。
そんな優一に惚れた世羅、
王子萌えというものがあまり無い私ですが
序盤の世間知らずさに思わず笑い、
優一への愛に目覚めてからの健気さにじんわり。
優一と出会う前の世羅は本当の生きる意味を知らずにいたけど
何より大切なことを教えられたのは一生の宝物ですね。
それだけではなく優一と家族を守ろうとする強さまで身につけて
パチスロで10万スッたおぼっちゃまが嘘のようでしたww
季節ではないのにおでんが食べたくなって困りましたし
うちではちくわぶを入れる風習がない為
今度おでんを作る時には絶対入れてみせる絶対にだ!!と強く決意しましたww
萌×2寄りの萌です。
やっぱり一定の面白さキープの藤井沢商店街シリーズ4作目。
今回は超お金持ちの御曹司(しかもおとぎ話の王子様風)が社会勉強のために庶民的な街でビンボー暮らしをすることに…というマンガチックな設定です。
庶民的な商店街にリムジンで乗り付けるなんてありえないお話に、小さな不動産屋さんの悩める長男坊の家族を登場させて、ほのぼの風味にまとめる所はさすがです。
長男坊・優一の悩みってけっこう根深いから、このままで進んでいたら、きっとどこかで破綻していたかもしれませんよね。
分量的には多くはありませんが、いわゆる『身分違いの恋』モノとして、キュンキュンするポイントもちゃんとありましたよ。
シリーズの今までの登場人物も少し顔を出してます。
「家賃の予算三万円で庶民の暮らしを学びたい」と親の代から続く不動産屋を継いだ優一の元に現れたセレブな御曹司・世羅。
世羅は、金髪にゴージャスでタキシードで明らかに周囲から浮いている格好の通りに、世間常識もあまりよくわかってないようだった。
成り行き上、世羅の世話をすることになった優一だったけれど、世羅は、少々ずれているところもあるけれど、基本的にはまっすぐで、優一のいうことも素直に聞く。
おまけに、優一の家族にもすっかり気に入られてしまい、優一の家に入り浸りに……。
というちょっとした身分違いの恋。
見た目よし! 性格良し! おまけに自分のことを好きだ、と言って慕ってくれる……となれば、好きにならない方がおかしい。
そんな感じで、ゆっくりとした恋愛物語が好きな方にオススメです。
藤井沢商店街シリーズ4作目 。
下町風情溢れる藤井沢商店街を舞台に繰り広げられる、BLカプ達のお話。
独立したお話になっているので、一冊だけ読んでもわかるようになってます。
今回も、榎田先生らしく上手くまとめられたお話でした。
ただ、家族愛のお話がメンイになっている感じで、恋愛面が最期、駆け足のように感じてしまったのが残念でした。
家族愛としたら、本当に泣ける感動的なお話で良かったんですかど、BL要素の萌は逆に低くなってしまったので、評価も微妙に…。
全体のストーリーとしても悪くなかった…展開も面白かっただけに、難しい所でした。
こういう時評価をつけるのは困ってしまいます(笑)
内容は、セレブな御曹司、王子様風• 世羅 × 不動産屋•優一の年下攻めもの。
優一は、亡き父に変わり不動産業を継ぎ、5人兄弟の長男として、家族を引っ張り守っていかなくては…と強く思い生きてきた、とても頑張り屋さん。
世羅は、資産家の家で何不自由なく育ってきた王子様風。
紳士的で優しい…世間外れはしているけど、癒されるタイプ。
困っている人を放ってはおけず、世話好きな優一は色々世羅を助けようとするし、世羅はそんな温かい優一に惹かれ、
お互いに、自分にない所に魅力を感じて、どんどん好きになって行きます。
せつない気持ちにさせられたのが、優一の長男としての悩みと、過去の辛かった別れ‼
皆優一を信頼し、頼ってくれ喜ばしいことなんだけれど、それが逆に優一を苦しめている部分もあって、ずっとひとりで抱え込んでしまっているところが痛かった。
思いたくはないんだけど、家族に縛られていた優一のいきさつがせつなかったんです。
そこに現れた世羅。
一人で背負ってきた優一を、年下ながらも、優しく包み、甘やかしてくれる存在。
でも、世羅は三ヶ月の修行を終えたらアメリカへ帰ってしまう…世羅に好きだと告白され、想いを止められない優一…でも結局は家族を選んでしまうんです。
さあ世羅はどうするの、好きな優一と、優一が大切にしている家族の、両方を幸せにする器があるのか…と少しドキドキしながら読み進めていきました。
ここは、もちろん榎田作品‼
本当に白馬の王子様の様に、問題を解決して…。
思いっきりネタバレになってますよね(笑)
すみません…。
結構押しの強い世羅は好きでした。
優一みたいな頑固さんには、多少荒療治でも強引さがあった方がいいと思うので!
でもやっぱり優しい世羅、お互いに相手の立場を思いやる優しさは似たもの同士でもあって、焦れったいんですけど…
Hの時は意外に豹変してくれる2人が可愛くて、好きでした。
家族も本当は優一の事を良くわかってくれていて、特に次男の言葉には感動でした。
真夏のリゾートのお話でも、優しい家族愛が見れてほんわか癒されました。
絶対にありえないよなあという設定なのに、見事に藤井沢商店街に馴染んでしまった王子様(笑)
ちょっとお伽話テイストで楽しめるかなあと思います。
家族愛に弱い方にもオススメかもです。
ほのぼの、そして典型的、
それでも、皆さんが書いてるクリスマスのシーンが素晴らしくて泣けて、
エロはエロい。
昔のジュネに多かった、ゲイじゃないけど君が好きではなくて、もともとゲイなのもいい。
短編もよくあるとは思うけど、綺麗にまとまってる。
たた、基本的に印象に残らないタイプの話ともおもう。
この商店街ホモ多いな…。
だいたいにおいて
BL作品に出てくる超絶金持ちのデフォルトは
・世間知らず
・なのに、仕事と勉強は完璧
・俺サマ
・愛情表現がストレート
って感じだと思うんですが。。。
この作品の「王子」も見事にそんな感じでしたね~。
「打算」とかそういう文字はきっと彼らの辞書にはないんだろうな。。。
お話は、東京のベッドタウン「藤井沢」が舞台。
そんな街へ、リムジンで乗り付けて「安い部屋」を探す王子。
バリバリ現代の話なのに
この設定がすでに「ファンタジー」(=現実ではありえないw)ですよねw
狭い部屋に大型冷蔵庫やベッドを運ぼうとしてみたり
見事なまでの「世間知らず」なのに
根っこが素直だから、あっという間に商店街のアイドルになるあたりも
「ありえない!」と思いつつもちょっとほのぼのしたりなんかしてw
そんな素直な性格だから
優しくしてくれた不動産屋・優一のこともすぐに好きになっちゃったんだろうけど。
優一のほうも
あまりにも判りやすい王子の態度に
普段、長男として我慢してきたものが溢れてきて
だんだん王子の前では素でいられる様になって行くのが良かったですね~。
キラキラしい王子と下町大家族の真逆な感じがミスマッチで
コメディになりすぎず、シリアスにもなりすぎてなくて
楽しく読むことが出来ましたよ~。
てか、あとで知ったんですが。。。
これって「藤井沢商店街シリーズ」だったんですねw
前作を知らなくても充分面白かったですが
脇でちょろっと出てくるあんな人やこんな人も
他のお話では活躍してるのかな?と思うと
他の作品もぜひ読んでみたいな、と思いました。
王子様(のようなお金持ち)×庶民不動産屋
世間知らずなセレブのボンボンが
3ヶ月という期限付きで庶民の暮らしをすることに!
不動産業を営む貧乏だけど温かい大家族の長男の優しさに触れ
大切なものに気付いていくというベタなシナリオでした。
定番とかベタっていうのも嫌いじゃないですけど
“王道”とは呼べない感じの似非セレブ感でした。
どうしても家族と恋人を天秤にかけられない受けは
最終的には“優しい”というより“臆病”な印象。
攻めもなんかちゃんと仕事してるんだかしてないんだかw
そのあたりの描写も適当な感じで安っぽいドラマに見えてしまった。
藤井沢商店街シリーズの4冊目。
世間知らずの御曹司×不動産屋を営む5人兄弟の長男。攻は金髪だけど日本人。修業のための古くて狭いアパートを探していて。金髪キャラ萌えはしないので、年下で王子と見紛う攻がいくら気障でも何とも思わないのですが~。まだ幼い弟妹がいる受は、恋愛に生きることができない。我慢して生きている優しい性格。でも本当は自分がいい子でいたいだけで、長男であることがイヤだと思いながらも長男の立場にしがみついている。多分、誰でも多少なりの我慢をしながら生きているんじゃないかな。それをたまには誰かにわかってほしいだけで。恋愛ではなく家族との関わりのシーンを読むと、ティッシュの箱が必要になります。あっけないなあ、自分。
王子様が日常から連れ出してくれるのではなく、同じ日常を過ごして同じごはんを食べてくれるほうがいいですよね。ちくわぶの入ったおでんとかね。
主人公の優一は5人兄妹の長男。
父親を早くに亡くして、しかも頼りの母は今は入院中だ。
そんな中なんとか家を家族を守ろうとしてひたすらにがんばっている子。
この子がまた良い子なんです。誰よりも優しいせいで、貧乏くじを全部引いちゃってる気がする。
榎田さんは普通の人を感情的に追い込むのが上手いと思う。
がんばってがんばってがんばって、それでも駄目でもまだがんばろうとしてどうにも立ちゆかなくなってしまう感じ。
そこに自分を認めて欲しいとか誰かに必要とされたいとかそばにいて欲しいとかそんな「想い」を絡めてくるから、共感して読んでる読者はとても切ない気分になるのかと。
特にこの藤井沢商店街シリーズ、規模が大きすぎないところが好きです。
誰もが当たり前に持っている痛みを描き出すのが上手いというのかな。
や、攻の世羅はホテル王の孫でかなりスケールの大きなキャラですが。
でもそのスケールの大きな人が自分の力で優一を守ろうとするのはほろっときます。
書き下ろし続編の「横暴と心配性」
展開的には王道中の王道というかベタ中のベタという感じなんですが、最終的な着陸地点が家族愛でそれがすごくよかったです。
きっと単純に二人の愛の力だけで解決されたらがっかりしてしまった気がするので。
そう、家族愛。それもこの作品の見所の一つです。
榎田さんは文章が上手だなぁ。引っかかりなくサクサク読めて、物語の世界にスッと入りこめる。
あらすじを読んだときの印象とは、かなり違うお話でした。
金髪セレブな世羅と、大家族庶民な優一の恋です。
世羅が「庶民の暮らしを学びたい」と優一の働く不動産屋に部屋を借りにきたところから物語ははじまります。
生活能力のない世羅を優一が助ける話かなーお互いの価値観の違いを浮き彫りにさせたドタバタ劇かなと思ってたんだけど、ちょっと違った。
むしろ優一の家族に重点を置いた話でした。
話のテンポはいいのに、しっとりしていた。
とくにクリスマスプレゼントのエピソードは秀逸で、思わず泣いてしまった。
後半にある続編の『横暴と心配性』はイマイチでした。