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裏社会モノで再会モノです。
ストーリーとしては王道モノかな。
ただ気になったというか、よく理解できなかったことが一つ。
それは、攻めのライバルのヤクザ(鬼塚)が出てくるんですが、その彼が何を目的にしていたのかがイマイチよく分かりませんでした。
攻めを苦しめたい、というのは分かるんですが、そのためだけに強固な決め手を入手することもなく、ライバルの組の若頭を拉致して抗争を起こすようなことをするのかな?と。
そこがなんとなく素人っぽい感じがしました。
ま、そこを除けば、恋愛のものとしては楽しく読めました。
いろんな意味で、普通の話だなと思いました。
キャラとかストーリーが、王道ぽい。
ヤクザになった攻めと、キャリア官僚になった受けが、数年ぶりに再会する。
攻めに脅迫されるような形で肉体関係を持つ受けなんだけど、じつは受けは昔から攻めのことが好きだった。
心のない肉体関係に苦しさを覚えつつも、惹かれる心を偽ることのできない受け。
読者の喜ぶ展開を色々と模索しながら書かれてるなと思うことがたまにあるんですが、この作品からもそういう部分を感じました。
攻めは俺様です。もっとわがままで身勝手な俺様でもいいのになー、と思ってしまいましたw 初期の榊花月作品の俺様攻めに比べると、ぬるくなってきている気がする。
でも、なんだかんだいっても、榊花月さんの語り口は好きで、読んでて心地がよくて、最後まで楽しく読むことができました。