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fujouri na seppun
Kindle Unlimitedで読みました。
かなり無理のある設定でツッコミどころ多めのストーリー。
全体的に物足りなさはありましたが、深く考えず気楽に読むことが出来ました。
前提として色々と最低です。あらすじ通りの展開で無理矢理ことに及ぶので、その辺が苦手な方は注意が必要。
主人公の性格のおかげか悲惨さはそれほどありませんでした。
SPものということで強い男に期待して読んでみたのですが、受けのSPとしての活躍シーンはほとんどありません。
優秀なSPという設定ではあるものの、ストーリー展開的にポンコツ気味な印象になってしまったかなと思います。
性格自体は好ましかったです。
攻めはいかにもな傲慢攻め。好感は持てませんでしたが、キャラとしては分かりやすくて良かったです。
過去に兄の章を断った男が、弟・ユーリのSPにつく。東堂は我が儘ユーリに手をやく。
東堂はその夜、酒のんで、ユーリに身体を奪われるが、嫌々ではなかった。
ユーリするを守りながら身体をつなぐ。
ユーリ/勇悧(ノルド王国軍総帥)×東堂喬也(SP)
兄(ノルド王国・国王)を銃撃から守り、その際に贈られた褒章を断ったというSPの東堂に対し興味を持っていたノルド王国の軍総帥を務める勇悧は、友人の結婚披露宴に出席するため日本に来日した際のSPに指名します。逆らえないという立場を利用し何かとちょっかいを出してくる勇悧に対し、東堂は警戒するとともに反発心を抱きます。
もともと適当に遊んでいるという東堂は貞操観念が薄いのか、ヤラれてしまってもいつまでも気に病むタイプではないので、手を出す勇悧とそれを嫌がる東堂とのやり取りは、むしろコミカルな感じでサバサバしている程でした。そのため微妙に色気が感じられなかったのですが、最後まで男らしいというか勇悧に対してあまりメロメロになり過ぎない感じが、逆にキャラの雰囲気を壊さなかったという点で良かったと思います。
勇悧と出会ったその夜、ストレス解消にと馴染みのバーに立ち寄った東堂が、金髪で目立つ容姿の男(ヴィル)に声をかけられ、酔った勢いでバックバージンを奪われてしまうという意外な展開にはちょっと驚かされ、その後もちょくちょく登場するヴィルの目的がイマイチ分からず気になっていたのですが……。真相が分かった時には思わず脱力してしまい、悔し紛れにこの設定必要だったか!?とつい思ってしまいました。ヴィルについては深読みし過ぎていたために(勇悧を狙う黒幕的なキャラ!?)、余計にガックリしてしまいました(苦笑)。
全体的なストーリーとしては物足りなさを感じてしまう点もありましたが、勇悧と東堂のやり取りがいい感じだったという点で楽しませてもらったので[萌]にしました。ラストのオチ(二人の将来に関わる展開)も明からさまなハッピーエンドという訳ではなく、まぁそうなるのは時間の問題だよね~的な感じだったところが、最後まで“らしく”て思わずニヤッとしてしまいました。