あーちゃん2016
taiyou ha ippai nankaja nai
四郎の家を英知が訪問するお話でした。いいんです、いいんですよ、ほんとに。あまりに「いいなあああああ!」と思ったので神にしました。本を買われるなら絶対コレついている本屋さんで。ほんとにおススメです。
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何が良いって、四郎の家族。各種ご発言を抜粋。
一郎・二郎「裏切者がきてるってホント?」「わー裏切ったのに態度が保守」
三郎「お前面食いじゃないってあれほどいってたの、嘘だったんだな」
四郎「結構繊細なんだからもっと丁寧に接してよ!」
母親「うわっ暑苦しい!」
ああ楽しい。菅野先生が書かれている某シリーズの家族に匹敵する賑やかさ。
こんな家族の一員だったのね、四郎。と分かって、本当に嬉しいです。
そしてこの家の家族になる英知が、本当に幸せものでしょう・・と思う幸せ話でした。温かくて大好きです。先生、お話有難うございます。
本品は『太陽はいっぱいなんかじゃない』の
フェア店特典ペーパーです。
本編後、四郎が英知と藤原家を訪れるお話です。
夏休み、
英知は志郎のパートナーとして藤原家を訪問します。
四郎の父・五郎は四郎の"彼氏"が
神代先生の白州先生とは人生はわからないものだと
しみじみ言います。
四郎は"彼氏"という言葉に反応し
革新派を名乗っていてもそういうところが
保守のおじさんと遠慮がありません。
そんな四郎を窘める英知に
五郎は父親主義の呪いが解けていないと
本気で呆れて肩を眇め・・・
A5サイズ片面にて英知が新たな体験をするお話です。
五郎の言葉にさらに返す四郎の様子は
英知が知っているよりもずっと子供っぽく
英知は四郎が五郎の子供である事を何か切なく
愛おしく見つめていると
それぞれ別の選挙区で議席を持つ一郎、二郎が
家族連れで現れ、四郎の双子の三郎も到着します。
賑やかな面々はざっくばらんに会話し
四郎にさりげなく"家族"扱いされた事は
英知にとって思いがけないギフトでしたが
四郎にとっては当たり前の事で
これから英知はもっと変わっていくのだろうな
と感じさせられるSSでした。
本シリーズのカプ達は正反対だからこそ相手を変え
彼らの幸いとなりえたのだなとより強く感じました。