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yoru yori fukaku
蓮川愛先生のイラスト買いのため、この作者様では初読みでした。
1冊丸ごと表題作です。
攻め・受け両方の目線でストーリーは進んでいきます。
水本愁一(受け)の母親は奔放な人間で、父親との離婚後は多くの男達と浮名を流した。愁一は母親の痴態を目撃してしまったことがあり、そんな母親を恥じ、自分を律して過ごしてきた。事故死した母親の後を継いでジュエリーショップを経営することになった愁一の前に、遠山(攻め)が指輪を探して欲しいと姿を現して…という話です。
遠山が愁一に近づいたのには目的があります。
遠山の父親と、愁一の母親は交際しており、遠山父は指輪を贈りますが、二人は別れてしまいます。遠山はその指輪を取り返すと共に、母親の代わりに愁一を弄んで意趣返しをしよういうものです。
そして愁一は遠山に触れられる度に、母親のように乱れる自分を厭いながらも快楽に堕ちていきます。遠山を好きだと自覚しますが、遠山の目的に気がつき、傷ついた愁一は誰でも良いからと通りすがりの男の誘いに乗ってしまい…。
あわや、というところで遠山が登場し、愁一を格好良くさらっていく場面は、王子様といったところです。一度は離れてしまったけれど、思いを通じ合わせてハッピーエンドです。
大人の初恋、男前な年上攻め、美人でエロい年下受けがお好きな方にお勧めです。遠山のそんなつもりじゃなかったのに愁一に本当に惹かれてしまうという過程が良かったです。蓮川先生のイラストも作品の雰囲気にぴったりで素敵です!