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hyakunen no koi
2012年にショコラ文庫(心交社)で新装版が出版されています。
新装版には9ページの後日談のショートが収録されていますので、今から購入されるのならそちらの方がお得かもしれませんが、本編の大筋的にはそう問題ありません。
表紙は、題名や著者名の文字の位置が新装版とは逆なので、その分イラストはヒューの足や凛の背中が広く取られた構図になっています。違いはそのくらいかな?
内容は、ヒュー(攻め)がイギリス伯爵なのでシンデレラストーリーっぽいのですが、凛も昔は男爵家でしたし彼自身もアトリエを持つ帽子デザイナーで手に職を持っており、庇護が必要な子供ではありません。また、凛の身を守るためとはいえ、相続放棄の契約にサインをしろと終始迫っているので、「王子様と結ばれて玉の輿」とはちょっと違う気がします。
プライドのある大人な男同士が、考えの違いを理解しあっていく中で、恋に落ちて行くストーリーです。
貴族攻め、媚薬ネタがお好きな方にお勧めです。
イギリスのお城の様なお屋敷、世間の常識をはずしたお話に、
夢見る私は、読み込むうちに、二人の意地っ張りのための、
すれ違いに誤解、なかなか解けないことに、不安があったけれど、
体の関係になってからは、少しずつ打ち解けて、
どちらも、性格はいい二人なので、相手を思って、
行動していることが、理解できて、後は蜜月?
それぞれの曽祖父と曹祖母の100年前の恋の話から、現代に結ばれる、それも
今度は、男同士、ちょっと考えると、おかしいかな?
でも、義弟の悪さや、従兄の詐欺まがいやら、いろいろの困難を、
こえて、結ばれる二人を、祝福したい。
イラストの円陣先生、も~う!、メロメロです、二人の素敵なこと、
Hシーンは特に、素敵お話のグレードアップに、おおいに貢献、
していると思います。
傲慢攻めのヒューは「こいつは~~~!」と頭に来るくらい気位が高いし、人の話は聞かないし「契約だ、契約だ」と凛に迫るし。
おまけに凛もなかなか頑固者で、契約だと迫られても納得いかない契約には、絶対に受け入れないし。
どうなるんだ、このふたり……と余計なお世話を感じましたが、百年前の先祖の恋を成就させてくれました。
凛がやって来る少し前に、又従兄弟が伯爵家に乗り込んできて「財産を譲れ」と詐欺まがいのことを行ったことで、ヒューは高木戸家だけでなく日本人が大嫌いになっていました。
が、凛にしてみれば、いきなり「財産を放棄しろ」と迫れれても何のことかわからない。財産が欲しくてやって来たわけではないのですから。おまけに、サインをするまでは屋敷から出さないとばかりに、部屋に閉じこめられちゃうし。
ヒューの義理の弟に凛が一服盛られ、困ったことになっているときは、しっかり据え膳をいただいちゃってるんですけど~。
今までのヒューなら、いくら凛が身もだえてても知らんふりをしそうなのになぁ~って思ったんですけど。
美味しくいただいちゃったせいなのか、このあとのヒューは、かなり変わります。それも甘々に。
怒った凛が屋敷を飛び出すと、ちゃんと探しに出て行くし、契約の方だって凛のことを考えて折れてくれるし。
でも「仕事は何でもいいから、俺の側にいてくれればいい」って、それはダメだろと思いました。
凛だって、誇りを持ってしっかり仕事をしていたのにねぇ。いくらそばにいて欲しいからといって、凛を認めないような発言はしちゃいけません。
ヒューって、最初はどんだけ俺さまなんだ?!って思ったけど、凛に惚れちゃってからは思いっきりヘタレでした、面白いくらいに。
先祖の遺言内容を詳しく知らないまま先祖のお屋敷を尋ねた凛と、財産目当てにやってきた相手だと誤解しているヒューのお話。
誤解を解いてどうラブラブになるかってお話ですね。
いやー楽しませてもらいました。読み応えあって面白かったですよ。
エッチも中盤、ラストとまんべんなくはいっててバランスいいですw
英国貴族の先祖を持つ凛は、形見を持ってイギリスを訪れますが、誤解によって、伯爵家に監禁されることになってしまいます。
BLお約束?の媚薬を伯爵家次男に盛られてしまった凛が熱くなる体を持て余していると、当主であるヒューが助けてやろうとします。が、頑固でこちらの話を聞いてもくれないヒューには助けてほしくない、と凛は突っぱねますが、色事に経験のなかった凛はあっさり落ちてしまいます。
ヒューの方も、多少の誤解があった事を感じますが、逆に凛に惹かれ始めてしまいます。
というように、お互い頑固なので誤解が中々解けず、またその誤解を身体で解こうとする為に、Hシーンが割と濃厚です(笑)
読んでいて「お互い頑固だな~。それさえなきゃもっと早く終わるのに」と思うくらいに、二人とも頑固なので、そのすれ違いを楽しむのも良いかもしれません。
そして、余談ですが高尾作品に付き物のお馬さんもほんの少しですが登場します。とても愛を感じるのは気のせいでしょうか?