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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ハーレクイーン・マフィアシリーズ第三段みたいです。
確かに、そう称したいようなパターン的な展開のお話でもありました。
ロマノフ王朝の末裔で財宝という設定にちょっと無理があったというか、大風呂敷だったと思います。ネタの扱いが軽かったです。
家宝のヴァイオリンを貸し出す為に訪れたロシアで、ホテルでいきなり見も知らぬ男に財宝のありかを教えろと襲われる羽目に。
新たに現れて助けてくれた男──アレクサンドルも、財宝が目当てだった。
何も知らないと言い張る悠里の強情さに怒り、快楽に染まると背中に火の鳥が浮かびあがることに気づいて……。
ロマノフ王朝の末裔でロシアマフィアのボス・アレクサンドル(傲慢攻め)×トラウマ持ちの日本人・悠里(孤独な流され受け)
この状況で、二人が惹かれあうのに納得出来なかったですね。
好感を抱くにはアレクサンドルの行いが酷過ぎるので、明らかに足りないと思います。
アレクサンドルの愛情不足に見えたので足したとあとがきにはあったのですが、それでも不足していたと思います。
おまえの話をきいてやればよかったと作中でアレクサンドルの謝罪もあるのですが、本当にその通りです。
もうちょっと落ち着いて話を聞いてやれば、誤解は穏便に解決出来たと思うので。
話を遮る手段の殆どが、快楽というのもワンパターン過ぎたかなと。
ご都合主義と予想済の展開で、あまり楽しめなかったです。
肝心の財宝のありかもあっさりとわかりすぎて、拍子ぬけでした。
エロ:★3 無理矢理や庭園での羞恥責めなフェラ等、色々とあったので★3ですが、萌に至るものではなかったです。
総合:★1 キャラの感情の書き込み不足なのか、内容も薄く感じました。