執着だけじゃ全然足りない 貴方のすべてを独占させて――

愛しい番の囲い方。~半端者の僕は最強の竜に愛されているようです~

itoshii tsugai no kakoi kata. ~ hanpamono no boku ha saikyou no ryuu ni aisareteiru you desu ~

愛しい番の囲い方。~半端者の僕は最強の竜に愛されているようです~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×20
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
18
評価数
6
平均
3.2 / 5
神率
16.7%
著者
飛鷹 

作家さんの新作発表
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イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
アルファポリス
レーベル
アンダルシュノベルズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784434326172

あらすじ

獣人が治める国、ステリアース。獣人の特徴を持たないティティは『半端者』として冷遇されてきた。そんなある日、とある事情で住み慣れた街を出ようとしていたティティは、突然、凄まじいまでの美貌を持つ男に抱きしめられる。その男――アスティアはティティを番と認識して愛を囁いてくるがティティには全く覚えがない。しかも傷心直後のティティは、すぐに他の恋を始めるつもりがなかった。それでも優しく甘く接してくるアスティアに少しずつ心を開いていくが、彼との邂逅を皮切りに、ティティの恋心を揺るがし世界をも巻き込む壮大な陰謀に巻き込まれるようになり……

表題作愛しい番の囲い方。~半端者の僕は最強の竜に愛されているようです~

アスティア、強大な力を持つ空竜
ティティ、獣人の特徴がなく半端者と呼ばれる孤児

レビュー投稿数1

最強の竜の愛しい存在の物語

今回は最強の空竜と獣人の特徴のない半端者にのお話です。

攻様を狙う獣人の王から攻様が受様を取り戻し、
受様が守護者を解放するまで。

受様は獣人が治める国で暮らしていますが
受様は後天性獣人である半端者として忌避されています。

獣人の特徴の耳や尻尾や牙などを一切持たない後天性獣人が
救われる方法は永遠の愛を捧げられるものが現れ
神の祝福を受けて本来の獣人の姿を取り戻す事ですが
それは夢物語にすぎません。

半端者は名もよばれない存在ですが、
受様と同じ孤児院で育った幼馴染である狐獣人は
受様に愛称で呼んでいつも可愛いと言ってくれます。

2人は成人すると孤児院を出て狐獣人は冒険者に
受様は薬師となり、同居して恋仲になりますが
狐獣人とパーティを組む狼獣人と猫獣人は
受様の存在を認めません。

特に猫獣人は家族に執着する狐獣人だから
狐獣人は受様に執心するだけと言い
次の長期の遠征中に自分が彼の伴侶になるから
街を出て行けと宣言します。

実際に旅の間に狐獣人からの手紙の数が減り
戻ってきた彼の態度から受様は街を出る決意をし
夕暮れの中を歩きだしますが

相乗馬車の乗場へ向かう途中で無視する事の出来ない
強烈な存在を感じて立ち止まります。

空色の髪に夕焼けの瞳の巣場抜けた美貌の男性は
受様に気づくと大きく目を見開いて見つめ返し
受様は気づくと彼の腕に囚われていました。

この美貌の佳人が今回の攻様なのですが
攻様は空竜で受様は彼の番だと言われるです。

果たして獣人ですらない受様が攻様の番たりうるのか!?

WEB小説サイト「アルファポリス」掲載のWeb小説を
改題、改稿、加筆しての書籍化で最強種の攻様と
その番とされた受様の人外ファンタジーです♪

竜には神が定めた運命の相手である番が存在しますが
番には守護者は番の側で必要な知識を与え、
竜の相手に相応しく育てる守護者もまた不可欠です。

空竜の攻様から番の受様が奪われた策略
受様が獣人の特性を見せず半端者とされた事情
空竜の片腕手である魔獣人の恭順
狐獣人が隠す自身の正体と獣人国の王の謀略
狐獣人を助ける土竜の真意

視点者が変わりながら進む事で
関わる人物の事情が少しづつ明かされていく為
読者は与えられた欠片を拾いながら未来を予想ながら
楽しく読ませて頂きました。

竜と番と守護者、竜同士や神との関係性が
作りこまれていて面白い設定ではあるものの
読者への説明があまり丁寧ではありません。

守護者の言動を核にして物語の誘おうとした結果
あえて説明しない展開にしたのかもしれませんが
私には不信感しかないキャラに同調できませんでした。

物語の核が攻様と受様である以上
読者には脇役の守護者や土竜の言動の正当性を
はっきり示した方が共感しやすいと思います。

3

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