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nemurihime no mezame
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
割と凝った設定だと思っていたら進行は意外とベタな感じだった気がします。
時々主人公の馬鹿丁寧なしゃべり方(貴族風?)にかゆいなあと思ったりしました。序盤中盤伯爵としゃべってる時なんかほんとにもう。
こういう設定にもかかわらず主人公が初めてっていうところにオトメのドリームを見た気がしました。
そこは別に初めてじゃない方が設定が生きるのではという気もするけど、単純に好み野問題かもしれません。
好きな方は好きな作品だと思います。
想い出を守るために「眠り姫」となることを選んだ没落貴族のお話。
真郷にはどうしても手離せない館があって。
それは従兄の威彦との想い出の場所で。
そのためにはその身を捧ぐことも厭わない。
「眠り姫」―――。
夜ごと眠り薬で眠りに落ちた後の天蓋付きベッドの中ででだけの出来事。
目覚めた時にはその記憶さえ持たず。
ただ、その夜は身体を明け渡すだけ。
元々は母親がしていたことを館を守るために引き継ぐことになった真郷。
その行為自体を真郷が覚えていることはないが、どこか後ろめたい気持ちは付き纏い社交界にも出て行こうという気にはなれない。
そんな折、偶然、威彦によく似た風貌の御嶽伯爵と出会う。
伯爵は真郷を連れ回し、やがて御嶽の秘密をも暴露することになるのだが。
御嶽の憎しみをなかなか理解できませんでした。
ま、真郷の母親に対するその想いはそれなりにわかる部分もあるけど。
真郷に対してもそこまで強く憎しみを持っているとは。
そして、真郷自身がずっと威彦のことを慕っていると言い続けていたにも関わらず、それが恋心であることをなかなか自覚していなかったことも驚きでした。
幼かったからかもしれませんが、そこから積もっていくものに思うところはなかったのでしょうか。
それとも、「眠り姫」のことがあるからそっち方面のことは 極力考えないようにしてたのかしら。
そして、種明かしというか「初めて」だということを御嶽の方がポロリと漏らしてしまうのも…。
あれだけ用意周到な計画をしてきたのに抜けてるなぁと。
あそこは初めてではないことにしておいて、最後のところで本当のことをバラしてもよかったんじゃないかな。
イラストの真生さんが好きなので読んだのですが、設定に無理があると思いました。それが気になったし、文体も仰々しいし、なんだかなー、と思っているうちに読み終わってしまいました。