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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
使用人である冴木に会社を奪われ、隷属を強いられてきた柊一。だが、凌辱された憎しみを経て、冴木の狂おしい愛を知り、新たなふたりの関係を築こうとした矢先、ようやく自らの想いを冴木に告げようとするが、走り込んできた車と事故に遭い、柊一は生死の境を彷徨う。
冴木は、そんな柊一を放ったままロンドンに行く事ができず、大事な、会社の命運をかける会議を欠席してしまう。そのせいで、会社が買収の危機に陥ったとしても……。
数日が過ぎても、目覚めることのなく、かろうじて生命を保っている状態の柊一を前に、冴木の心を諦めが占めていく。ところが、柊一の手を握り、温もりを感じたことで懸命に生きようとしている柊一の意思を感じて、冴木は再び、前を向いて歩きだす。
柊一のために――。
そして、柊一が目覚めた時に、会社がなくなっているなんてことがないように――。
冴木のそんな想いが届いたのか、ようやく柊一が目覚めた。事故の後遺症から、言葉に不自由があったり、思うように体を動かせなかったり、ということはあるものの、柊一は「冴木と対等になりたい」ただその一心だけで、リハビリに望み続ける。そして、柊一は、冴木と共に買収をしかけてきた相手と闘う決意をするが、実はその会社の社長が冴木の実の父親であることを知り、冴木を取られたくない想いと、親子として仲良くしてもらいたい気持ちの狭間で苦悩する。
もう、なんて言うか、シリーズの完結を待ってました! と、言いたくなります。
最後が、無事、企業買収からの防衛を果たし、二人の気持ちも今度こそ、間違いなく伝い合い、最後がハッピーエンドでよかったと、心から思います。
相手のことが好き過ぎて、暴走してしまうのも。
相手のことを想い過ぎて、一歩引いてしまうのも。
どっちも好きな僕ですが、やっぱりそういう二人のすれ違いを乗り越えて、くっついてくれるのが一番いいです。
その苦悩が、長ければ、長いほど。
その想いが、純粋であれば、あるほど。
くっついた時の喜びが大きい。
それにしても、柊一が愛しくて、愛しくて、しょうがないです。初めて「嫉妬」という感情を知ったり、「常識」とか「理性」とかじゃ割り切れない、綺麗事じゃない自分の感情を知って行く姿が、まるで、「生まれたばかりの天使みたい」だと、本心から思ってしまった。
本当は、天使は汚れてちゃいけないものなんだと思うんだけど、それでも、天使だと思った。天使が生まれてきたんだと、思ったんだ。
人が成長していく姿ってのは、きっと何よりも尊いから、なんでしょうが。
完結して、ハッピーエンドで嬉しい反面、もう続きはないんだ、と思うと悲しくもありますが、素敵な物語をどうもありがとう! と、作者さんには言いたくなります。
気高くて麗しい、正に貴公子という存在の柊一。誇り高く、努力を惜しまず、自分の立場や肩書きに胡座をかかずに真っ直ぐ前を向いて歩く姿は、どんなに冴木に凌辱されようと、決して汚れない。。
冴木はそんな柊一さまを眩しく見ているからこそ、どうしたら対等になれるのか、どうしたら認めてもらえる男になれるのか。。と、頑張って来たのだと、シリーズを振り返って、しみじみ思います。
柊一さまが事故に遭った時は、まさかの記憶喪失とかないよね?!と、内心ひやひやしましたが、ちゃんと記憶もあって、しっかりとリハビリもして、今度は自分が冴木を支えようと頑張る姿に、また惚れ直してしまいました。(冴木が羨ましい。。!!)
凌辱、下剋上から始まったスレイヴァーズシリーズですが、すれ違う二人の思いや、無器用な愛情表現など、じれったくなるほどでしたが、シリーズ最終巻で大団円。正にハッピーエンドでした。
それにしても、こんなに冴木を愛していたなんて。。と、自分の思いに気づく柊一さまの心の揺れが、何とも切なくて良いですね~。
たとえ恋人同志になっても、冴木が『柊一さま』と呼びたくなるのは分かります。(←と、いうか、柊一と呼び捨てにした時は、『無礼者!!』と、殴りつけてやりたくなってしまいました。でも、柊一さまがそれで満足気なので、良しとします←どこ目線?!)
これでシリーズは完結しましたので、やはり寂しいですが、幾多の困難を乗り越えた二人の絆は揺るぎないはずなので、後日談は同人誌が出なければ、脳内妄想することにします。(笑)
このシリーズ、実は前半は今ひとつ柊一のめんどくささに辟易していて、冴木のねじれた執着を不憫に思いながら読んでました。
柊一の気持ちは分からなくも無いけど、お坊っちゃま育ちで、人の気持ちの機微や心の黒い部分、ねじれた想いなんかがわからない彼には仕方無いよ、と思ってました。前巻でやっと自分の気持ちに向き合って…フランス語で伝えた悲痛な想い。
この巻の冒頭で、柊一は事故に合います。そして意識は戻らない。冴木はロンドンでの商談をふいにし、会社は大変な苦境に。
そんな中、フランス支社の緒方が来たことで、柊一の口にしていたフランス語の意味を知ります。
思わず涙が出ました。
BL作品で涙することもありますが、最近では稀。
そして買収話に流れていきます。
今の日本なら暴対法とかで排除されるはずだろうけど、裁判シーンでの柊一は恋愛におけるそれとは違い、しっかりと自分の主張をしてましたね。
冴木の頑張りが報われるというか。
冴木と柊一が、本当の意味で対等に、そして素直な気持ちを伝え会える関係になれたことは、本当に良かった。そして最初はあんなに柊一め!と思っていたのにも関わらず、エンディングの頃にはもう手放しで「最高!」となる不思議さ。
お互いの名前呼び捨てシーンはグッと来ました。
こういうのがあるから、長編、シリーズものは最後まで読まなきゃってなるんですよね。挫折しなくて良かった。
こんなに難産な(笑)物語は初めてかも知れません。。。
「スレイヴァーズ」シリーズ完結編。
前の巻は、本当にドラマの「待て次回!」そのものの引きで、
プロヴァンスの一夜の後、旅立とうとする冴木を柊一が引き止めたところまで。
さてさてどうなる?
だったのですが、定番の展開で直後交通事故に遭い生死の淵をさまよう柊一さま。
彼の側を離れられない冴木は、ロンドンでの社運をかけた会議に出られず
会社は危機的な局面を迎える……
一方なんとか一命を取り留めた柊一だったが……
敵対するアメリカ企業の日系人社長・クロサワという新たな登場人物も出て来て
M&Aが絡んで展開していく最終巻、二人の関係はどこに着地するのか?
このシリーズ全5巻(+スピンオフも1巻あります)を簡単にまとめると……
15歳で引き取られてきた孤児で使用人の冴木は、
7年後社長の死後に新社長となって、家族の保護とひきかえに
焦がれていた御曹司の柊一に隷属を強いて、肉体関係を持つ。
やがて冴木の狂おしい程の愛を知った柊一が、
憎しみを越えて、自らの思いに気がつき、共に生きようと心を決めるまで。
一言で言えば、主従から下克上、最終的には対等になるというのがあらすじだが、
これでもか!って言う位面倒くさくドラマチックにすれ違ってます。
二人とも、普通の日本語で普通にコミュニケーションしようよ?!と
突っ込みたくなる大仰な苦悩ぶりと、全然相手の意図や気持ちがわからない二人に
萌えるというよりは、呆れて笑い悶える場面も多かったのだけれど
(いや、昼メロの醍醐味と言えましょう)
段々、派手なトンデモ設定と展開にも慣れて来るに従って、
冴木の一途な(方向性が些か危ないが)熱烈な愛にこちらもほだされ、
一向に噛み合ない二人にジリジリしながら、
なんだかんだ最後まで読んでしまった(笑)
そうして二人は、幾多の苦難を乗り越えて生涯の愛を誓うのだけれど、
それにしてもなぁ、この人達結局本質的にはあまり変わっていない気もする。
いつまで経っても同じパターンで懊悩したり揉めてたりするし……
まぁ、最後は頑固な柊一さまが素直に愛を告げられてメデタシメデタシでした。
前巻に続き、雪舟薫さんのイラストは表紙と口絵のみ。
文中のイラストは個人的には時に邪魔なのだが、
雪舟さんの美麗な絵が見られないのは残念でした……
挿絵の美しさが☆を一つ稼いで、シリーズに敬意を表して「萌×2」です。
大団円でよかったよかった。
CD→発売毎文庫・・ときて待ち切れず新書版を購入してしまいました。
いつまでも愛に気づかない柊一にじれにじれまくったこのシリーズですが、幸せな人生を送れそうな終わりで良かったです。
後遺症なくてよかったね・・・。
でも、もう隠し事はしない、とか、口が聴けるようになったら「愛している」と告げるとか、○○になったら○○しよう、と決めるくせにその時になったらできない、を繰り返す柊一におーまーえーなぁーーーー!!!!(脱力)と思ってしまったのも事実(笑)
いやはやおかげでクライマックスまで盛り上がりましたけどぉぉぉぉ!
生死を彷徨って「伝えたくても伝えることができない」経験をしてるのに、冴木は「今伝えないと伝えられなくなるかもしれない」とすべて伝えてるのにぃぃぃぃ!
くっそこの天使ちゃんめ・・・
フリージングアイは文庫化しないのかな・・・。
書き下ろし部分をあの仕事できるのにオヤジギャグな若宮先生読みたいなー。遠距離恋愛中の二人もね~。