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原作未読。
優しさと切なさの香りが全編通して漂っている作品でした。
芸大に現役主席入学、芸術を楽しみ、芸術を仕事にした矢野咲。
学生時代の展示会で、自分の作品を熱心に長い時間をかけて見惚れてくれた少年との出会いが思い出に残っています。
デザイナーとして働いていた咲が、ばったり出会った赤い髪の青年、ユウ、おどおどしているようで強引な誘いに乗って、映画、それから一夜を共にしてしまいます。
ロマンティックかつファンタスティックな出会い、展開だと思いました。
土岐隼一演じるユウは、気弱げでオドオドしているようで、芯の強さを感じるところもあり、ちぐはぐな印象がありました。
後半、明かされた子ども時代のエピソード、咲との出会い、咲と再会してから、その変化、落差を、見事に演じられています。
増田俊樹さん演じる咲は、いい意味でも悪い意味でも芸術家肌なところがあるようで、感覚的に動くことが多く、繊細、ときに大胆。ユウと出会い、惹かれていく様子は、そんな芸術家の初恋のように甘くて愛らしいです。
大会社からの初依頼、その際に知ったユウの正体による誤解で、2人の間に大きな亀裂が入ってしまいます。
誤解による亀裂から、2人がお互いの気持ちを打ち明け合うまでの流れがとても綺麗で素敵でした。
また、今作は、綺麗で素敵な台詞が多くて、聴いていて耳から心が清められるような感覚がありました。
ストーリーを楽しみつつ、いい台詞だあ、と感じ入りながら聴取しました。
最後の再会前の演出が原作未読者にはちょっとわかりにくかったので、機会を見つけて原作を読んでみようと思っています。
受けのユウくんは今(18歳)も過去(小5)も両方土岐さんが担当。小刻みに震えるチワワのような反応が逐一きゃわいい!!赤い髪という派手な風貌の割に、育ちの良さ由来の天然っぷりを隠せてないユウくんがハマってました!
ただ増田さんの咲さんが、ラフな雰囲気でずるいお兄さんぽくキャラメイクされてるので、余計ユウくんとの年齢差を感じてしまって…。
18とは言えこんなあどけない受け相手にたつなんて攻めはショタ●ンなんじゃ…?と誤解してしまったくらいです笑 そんなことないけど!
実は受けが過去に攻めの何気ない言葉で救われていて、攻めも受けの一生懸命さに絆されて…という至って純愛でした!
あと、攻めに片思いしてたポジション(よっしー)の阿部さんも可愛かった!こんなショタ声なのに、小学生ユウくんに「ぼく〜」と優しく呼び掛ける回想シーンで何かの癖に目覚めます。
最後は攻めの背中を押してくれますが、「振り向くな!」と言い切った後のへにゃっとした「がんばれ」を聞いて、絶対に幸せになってくれと願いました。スピンオフも音声化希望です;;
基本攻め視点、絡みは約3回ありますが感情の揺れ動き重視。明るい日差しが差し込み、聞いてるこちらの心までポカポカしてくるような可愛らしいお話でした♡