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どうも自分は伊郷ルウさん作品とは相性が悪い気がします、文庫本であっさり読むタイプの作品は嫌いじゃないんですが、伊郷さんの作品って正直面白いと思った事がないんですよ。食わず嫌いはいけないと人気作家&中堅作家さんの作品はなるべく読む様にしているんですが……う~ん。
若くして小さな小料理屋を営み、昼は移動販売弁当をオフィス街で売っている那幹〔受〕
そこに手塚に連れられて、社長の津多〔攻〕が弁当を買いに来るんですがこの津多が酷い偏食家、先ず魚は一切駄目で野菜で食べられるのはキャベツとキュウリのみ。
先ず言いたい、いい年をしてしかも社長という立場の人間がそんな偏食でいいのかー!鯖はその後で実はアレルギーがあったからという事が判明するので青魚系は良しとしても、大人な男でそんな偏食の人間はどうかと思う。
まあ小説の中の人間なので、それはそれでいいけど実際現実に居たらもっそい嫌いなタイプです、やだよこんな偏食成人男。
自分だったらいつも好き嫌いなく美味しいって言ってお弁当を買ってくれる手塚の方がずっといいと思うけどどうなのか。
手塚はゲイで那幹狙いなんですね、しかしこの作品では当て馬です。
横から津多にかっさわれた形になり、更に酔っ払って襲った挙句に未遂でボコられます。
確かに酒に酔って強姦しようとしたのは悪いけど、その書き方があまりに彼に気の毒というか悪者にされてて何だかなー。
津多が那幹に惚れるのも唐突なら、同居しようって言われて直ぐ同居しちゃう那幹の行動も唐突。
那幹にあれこれ工夫して美味しい料理を作ってもらいながらも、最後まで偏食を直す気の欠片もない津多にさっぱり魅力を感じませんでした。
話もイマイチ。
可愛い板前さんが受けで、仕事はできるけど偏食家の攻めのために料理の工夫をするっていう設定は大好きなんです.
出てくる和食の数々も
サンマの塩焼き・だし巻き卵・ほうれん草の白和え・きんぴら・揚げ出し豆腐・豚の角煮・芋タコ煮・つくね…
って思わず生唾のみこんじゃうような美味しそうなのばかりで楽しいんです
ただ…!
攻めの津多がどうにもひどい奴に思えて魅力が感じられなかったんですよねえ……
大体先に主人公である那幹に目をつけてたのは津多ではなく、津多の親友の手塚の方だったはず
男も女も見境なくターゲットにする手塚に対して津多は冷たい目を向けて否定的だったのに
那幹を口説こうと頑張る手塚に「実は那幹君と一緒に住んでる」っていきなりカミングアウトしたら…
そりゃあそれは親友に対する裏切りだし手塚もキレますよ!!
なのに当の津多の感じる罪悪感が軽すぎる!!!
そこはもっと苦しんで悩むべきところでしょう
親友の好きな人を結果的に横取りしたことになるんだから…
思い詰めた手塚があんな行動に出てしまったのはそりゃあ悪い事ですけどある意味仕方のないこと.
津多は自分の罪は棚に上げてまるで手塚だけが悪者であるかのように断罪してますが…
それはないだろう!と読んでて呆れちゃいました(^_^;)
何も知らない那幹でしたが事実を知ったにも関わらず津多が悪いとは1mmも思わないのが
可愛いんだかバカなんだか恋は盲目ってことなのか…
とにかく手塚が哀れすぎて(笑)
主役CPのイチャイチャが手塚の犠牲があるにも関わらず所構わずな感じで
萌えるどころかイライラしちゃいましたよ
あと気になったのがエッチの時…
最初に津多がメガネを外す描写があったはずなのに
フェラしてるイラストの方ではメガネしたまんまなんですよね…
わざわざ外したメガネを行為中にかけたわけでもあるまい…
どうでもいいかもですが気になりました(笑)
とりあえず無神経なCPで自分達の世界に入っちゃってる感じが私には合いませんでしたー