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nekomiim seirei ni tensei shitara ouji ni dekiai saretyaimashita
タイトルにもありますが、王子ことヴィルがずーっと一途で溺愛でステキでした。
精霊と人間。
はじめは言葉も通じなくて、表情や仕草、ジェスチャーで意思疎通をしていて、どうやってつながるんだろう…というところから始まって二人が幸せになるところまで。
すごく厚みのある本でしたが、楽しくて、あっという間に読み終えました。
とても好きなお話でした。
可愛らしい主人公で全体的にキラキラしたお話なんですが、攻めが受けを好きすぎてエッチのときはほんとにすごいのでそういうところも読み応えありました。
今回は第12王子と精霊に転生した高校生のお話です。
ネコヤナギの精霊に転生した受様が攻様の伴侶となるまでと
本編後実弾短編を収録。
受様は試験のために夜中まで起きていたものの勉強は進まず、
眠気だけを抱えた試験は散々で学校からの帰宅途中、
眠気でふらふらして事故にあいます。
次に目覚めたのは最高のお昼寝日和な日で
よく寝たと大きく伸びをして
自分の手が妙に透けて見え驚きます。
しかもその手は小学4年生くらいの子供サイズで
幽霊になると若返るのかと思っていると
桜っぽい木の所に透け透けな美女を発見します。
同じく幽霊かと思った受様がなむなむしていたら
彼女に「私たちは幽霊じゃなくて樹の精霊」と教えられ
受様は自分も精霊になった事を知ります。
しかし、男子高校生に
花とか木とかの違いがわかるはずはなく(笑)
周りの精霊達に
ネコヤナギの精霊だからと"にゃーちゃん"と
名付けられてしまいます。
混乱しすぎていて反論もできずにた受様ですが
水たまりに映った姿を見て納得します。
他の精霊より地味ではあるものの
肌はスベスベでまっ白で白銀のほわほした髪に
人にはあるはずのない耳と尻尾があり
それで"にゃーちゃん"と納得するのです。
精霊になった受様はほわほわ過ごしていましたが
ある日、陽の光に輝く金色の髪、宝石みたいな紫の瞳の
10才くらいで精霊と間違えるくらいに整った男の子に
大きな声で挨拶されてお友達になるのです。
彼が今回の攻様です♪
とはいえ攻様は精霊が見えるだけで
受様に触る事も話をする事も出来るわけではないのですが
2人は身振り手振りでも話が通じます。
攻様という仲良しの友達ができた受様は
更に楽しい精霊ライフを満喫することになりますが
人間である攻様の成長は早く
攻様は社交界デビューの日を迎える事となり・・・
精霊がみえる攻様と異世界の精霊に転生した受様の
異世界転生ファンタジーです♪
可愛いカバーイラストに惹かれて手にしましたが
思った以上に可愛らしい1冊でした。
基本は受視点で進むのですが所々で攻視点が入るので
読者には受視点では見ることのできない攻様事情もわかり
攻様の辛さや優しさや受様に向ける想いの深さが見えます。
受様が精霊の自分では攻様に触れられない事を嘆き
攻様が泣く受様に触れたいと思う姿に胸きゅんですよ♪
精霊と人間の恋が成就する道はあるのか
ハラハラ&ワクワク、2人が幸せを掴むまで
楽しく読ませて頂きました (^-^)/