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cashmere no dandy
15年前のJUNEの香りがあふれた作品です。
少し表現が古かったりする点もあるのですが、王道のようなストーリー展開に逆に新鮮味を感じます。
主人公智彦は孤児、人生を変えたくて夢あふれる東京に出てくるものの、現実は変わらない。
盗みやホームレス生活をしながらしのいでいる時、憧れが歩いているような男性公彰に出会います。
ある晩怪我をした公彰を助けたことから、彼がホストのアキトであることと、100年も生きている吸血鬼であることを知ります。
愛情が欲しい智彦が、騙されて黒人達にマワされたり、売られそうになったり悲惨な目にあったりするのですが、公彰に助けられます。
まだ若いのに絶望して死にたがる智彦、
死ねることがうらやましいという、死ねない公彰。
公彰の働く秘密クラブのオーナー須磨子があらわれ、智彦もそのクラブで働くことになる・・・
智彦も公彰もさみしいのですね。
この上巻では二人はエッチしておりません。
色々と秘密が明かされる下巻での展開にお楽しみであります。
智彦の生きる世界は現実なのですが、公彰の世界は夢の世界。
現実離れした夢の世界へトリップするのもまた楽し☆
文庫版にあたってえすとえむさんがイラストを描いていますが、雰囲気にあって素敵です。