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second love
表題作(中編2作品)、短編が収録されています。
主人公・常盤操の双子の兄・奏がメインの作品が元々あり、そのサイドストーリーとして生まれたのがこの作品のようなのですが、奏の話はオンライン掲載作品であり、どうやら書籍として発売されていません。
「セカンド・ラヴ -再会-」
中学一年生だった操は、教育実習に来ていた阿久津に惹かれ、身体を重ねます。しかし、実習が終わると携帯がつながらなくなり、操は捨てられたと傷つきます。それから本気の恋をせず遊び歩いて過ごします。十年後、就職した会社の上司として阿久津と再会します。操は初対面のふりで過ごしますが…。
襲われた操を助けてくれた阿久津と、売り言葉に買い言葉もあり抱き合います。やさしいキスに泣いてしまう操。阿久津が意識を失った操に「愛してる」と抱きしめる場面でエンドです。
「セカンド・ラヴ -告白-」
抱きあったとはいえ、二人の関係に変化はない中、操は阿久津がバツ1であり、再婚するという噂を耳にします。操は動揺して遊び相手を呼び出しますが、阿久津に止められ、再び身体を重ねることに。しかし、その翌朝、元妻が結婚届を再婚を迫りにやってきて…。
最終的には、二人とも素直になり、恋人同士になります。
双子のシンパシー、奏が操当人は気がついていないけれど伝わってくる感情が温かいと話している場面が好きでした。
「振りそでと雑煮とお正月」
おまけ短編70ページです。操も登場しますが、どちらかというと奏がメインで、恋人の篠田との甘いクリスマスや年末年始を過ごす内容です。
2カップルの恋人同士が甘い関係を示した短編で、幕を下ろします。
しかし、この本だけでは奏と篠田との恋愛過程が分からないので、もやもやして、読んでいて落ち着きません。せめて、ラストは表題作の主人公である操で終わるべきだったんじゃないかと思っています。それが、どっちつかずの印象を残してしまい残念でした。
未成年との性交渉、複数プレイなど遊び慣れた受け、バツ1の攻め、攻めの元妻が受けと対面するという設定から、読む人を選ぶかもとは思いますが、切なさはあっても重くはなく読みやすい作品です。 操と阿久津の素直になれない過程は読んでいて楽しいですよ。